クァンポ

クァンポ

クァンポは、湖の名前で、朝鮮で3番目に大きい湖です。

海の小さな湾だったのが、海辺の隆起と堆積作用によって塞がり、湖となりました。ハムギョン南道*1ハムジュ郡*2とチョンピョン郡*3の境に位置しています。面積は、9.02平方キロメートル、周囲は31キロメートルです。

クァンポには、60余りの中小の河川が流れ込んでいます。河川の堆積作用により、湖の水深がだんだん浅くなっています。特にこの湖に流れ込む河川の中で一番大きい川のウォンス川の入り江にデルタができて、湖は上と下のほうに分かれました。

湖底は、泥土と土砂からなっており、上のほうには泥土が、下のほうには砂が80パーセント混ざった土砂が敷かれています。下のほうは、海と直接繋がり、多量の塩分が含まれています。

クァンポの東南側沿岸には、低い山と丘があり、北と西のほうは平野が広がっています。湖にはいくつかの小さな島があり、周りには大小の沼と低湿な土地、田があります。

湖には、飼料用の草とプランクトンがあり、鯉、ふな、アサリ、まきがいなどが多く棲息しています。クァンポでは、アヒルも飼育し、養殖も行っています。そして、景色のよい湖畔には勤労者のための保養所があります。

クァンポは天然記念物に指定されています。

（観光）

クァンポは朝鮮の自然湖のうち3番目に大きい湖です。

ハムギョン南道*1海岸の平野地帯にあります。もともと、海の小さな入り江だったところが海岸の隆起及び堆積作用によって出来た海跡湖です。面積9.02平方キロメートル、周囲31キロメートル、水深は平均0.6メートルで浅く、一番深いところは1.1メートルです。

海の影響で塩分が多かったものが、60数個の小さな河川の流入で濃度が下がりました。河川の堆積作用によって水深は次第に浅くなりつつあり、河口のデルタの形成により上のクァンポと下のクァンポに分かれました。湖底の土には泥と砂が混じっていますが、上のクァンポの湖底には泥が、下のクァンポのものは砂が8割程混じっています。

主な水源は大気降水で、主に河川と地下水の形で注ぎ込みます。その量は1年に3億866万立方メートル以上です。その豊富な水資源によって大規模なアヒル飼養工場と淡水養殖場、カキの養殖場などに利用されており、灌漑用水にも使われます。

クァンポは地殻の律動運動と削剥、堆積、海と川の水の分布の変化を研究するうえで重要な学術の価値を持つことから、国の天然記念物に指定されています。

（観光）