オンチョン旅館が伝える話

温泉旅館が伝える話

共和国のナンポ市*1オンチョン郡*2に薬効の優れた温泉があります。

出張や旅行でオンチョン郡に来る多くの人たちが好んで温泉を訪ね、そこにある旅館に泊まります。旅館の人たちは来客の便宜を最大限図り、より親切なサービスを提供しようと努めています。

ここの人たちは古びた建物を改築して、見るからにも瀟洒で便利なつくりに変えました。小さなこのオンチョン旅館にも偉大な金正日総書記の指導の足跡が印されています。

チュチェ55（1966）年1月、オンチョン旅館を訪れた金正日総書記は旅館の運営状況を具体的に調べ、来客の生活に不便なところがないよう寝食条件を立派に整えるべきだとし、サービス係の人たちにとって重要なのは、旅館を訪れる人たちに対する親切さだと言いました。そしてサービス精神を発揮することについて1つ1つ教えました。

総書記は来客の食事にも相応の関心を払うべきだとし、同じ食材でも食べる人の好みに合わせて料理を清潔で美味しく作るべきだ、わけても夏場には爽やかな味の料理を出し、冬場には熱いスープを出せば来客も喜ぶだろうとその方途まで示しました。

旅館の支配人チョン・オクリョンさんはこう話します。

「今、私たちは寒い季節に温泉を訪れる人が多いことを考慮して、暖房条件のよい寝室を設け、食事の質にも関心を払っています。夏にはお客さんが好んで求める冷麺を栄養価もあり、味もよくして出しており、冬には暖かい料理を出しています。中でも味噌汁は味が独特だと好評です」

旅館では週1回ずつサービスの状況を把握して、欠点を修正させ、必要な対策も講じています。そして調理師に対する技術伝習も日常的に行って、料理品評会も度々行っていますが、この過程に調理師の腕は驚くほど磨かれました。

これからもオンチョン旅館の人たちは金正日総書記の不滅の指導の業績を輝かせていくでしょう。

（偉人伝）