アニメ「利口な狸」

アニメ「利口な狸」

「利口な狸」はチュチェ70（1987）年からチュチェ101（2012）年まで朝鮮4月26日アニメ撮影所で制作されました。アニメは「高さを測る」、「火をおこした氷」、「見誤った時間」、「宇宙旅行」など63部作からなっています。

アニメは豊かな知識を持っている狸と何事につけクリエーティブな思考力に欠けた猫、知力の足りない熊など動物たちの擬人化した個性豊かな姿を、童心に合わせて様々な形式でリアルに描いています。

特に学んだ知識を生活に思う存分活用する利口な狸は子供たちが常日頃から必要な知識を会得するのに大きな助けとなっています。

童心に合わせて笑いを誘う面白いディテールとそれに知識を結合させたこと、これがこのアニメの主な特徴です。また美術、編集、セリフと音楽などすべての表現の要素が申し分なくミックスされています。

朝鮮4月26日アニメ撮影所の美術家ソン・ウンナムさんのお話です。

「数十部にわたるアニメ『利口な狸』の創作過程に一番難儀だったのは、科学技術と狸の思考方式を一致させることでした。それで各シーンで科学知識に狸の思考方式を調和させるため知恵を出し合いました。創作過程に私たちも多くのことを学びました」

朝鮮4月26日アニメ撮影所の課長オ・シンヒョクさんのお話です。

「これまで朝鮮のアニメ『利口な狸』は多くの国で上映されました。子供だけでなく大人たちもとても好きだとのことです。外国の人たちもこのアニメを見て科学知識を学んだ、このアニメは科学知識の宝庫だと賛辞を惜しみませんでした」

朝鮮のアニメ「利口な狸」の第53部「力比べの日にあったこと」は第10回ピョンヤン国際映画祭で美術賞に輝きました。

（芸術）