われわれの方式を生かして

われわれの方式を生かして

ピョンヤンの風光明媚なルンラ島*1にはメーデースタジアム*2があります。チュチェ78（1989）年5月1日に竣工したこのスタジアムは、軽快で立体感のある設計で完成されました。スタンドは15万席です。

チュチェ102（2013）年9月のある日、敬愛する金正恩総書記はメーデースタジアムを訪れました。この日、総書記はメーデースタジアムのリニューアルの構想を練り、現地に出向いて増改築の課題を与えました。スタジアムは建てられて久しく、当時、スタンドの椅子はなかなか色あせていました。

総書記は、スタンドをすっかり一新しよう、資金が多くかかるとしても、座り心地がよく、見栄えもよい背もたれの椅子を設置しようと言いました。そして、メーデースタジアムのリニューアルは、国力と文明を誇り示す重要なプロジェクトだとし、具体的な課題と方途を示しました。

リニューアル最中のチュチェ103（2014）年6月のある日、再びメーデースタジアムを訪れた金正恩総書記は、工事を創造的に、革新的に進めるべきだとし、スタンドの椅子の色を始め細部の要素に至るまで一つ一つ教えました。

メーデースタジアムのキム・フンリョン部長のお話です。

「当時、建設を受け持った人たちは、スタンドの色の調和をどうすればよいか明確な方案を出せずにいました。それについて聞いた金正恩総書記は関係者に、スタンドの色を共和国の旗を象徴する赤、青、白にすれば、スタジアムの面貌が異彩を放つだろうと教えました。そして、建設部門では設計だけでなく、施工もテーマを明白に生かさなければならないと言いました」

建造物を一つ建て、何を一つ構想しても、わが国の誇りが感じられ、われわれの方式を生かさなければならない、と言うのが金正恩総書記の意図するところです。

その正しい導きの下に、メーデースタジアムは朝鮮人民の愛国心を象徴するモニュメンタルな建築として立派に改築されました。

（政治―為民献身）