ひめにらの漬物

ひめにらの漬物

一般的に人々は春になると睡眠が足りなく、食欲がなくなって疲れるなど異常なことを感じます。これは、人の体が季節と環境の変化にすばやく適応されないからです。朝鮮民族は古くからこの病的症状を防ぐため色々な春の若菜で食べ物を作って広く利用しました。その中には、ひめにらの漬物もあります。

ひめにらの漬物は古くから春に一番多く食べるものの一つとされてきました。早春に小高い山や野原で育つひめにらは甘辛く独特の香りがするので、人々の食欲をそそります。

ひめにらには色々なビタミンと鉱物質、蛋白質、糖質などが豊富に含まれているので、春の疲労回復にたいへんよく、特に早春に発生しやすい色々なビタミン欠乏症の治療に効果があります。

ひめにらではあえものと漬物など色々な料理が作れますが、その中でも一番にあげられるのが漬物です。その作り方ですが、まず、ひめにらを根のままきれいに洗って千切りにした大根と唐辛子、食塩、塩辛といっしょに混ぜます。そして、つぼなどに入れて4、5日間、熟成させます。こうして出来上がったひめにらの漬物はさっぱりとしていてとてもおいしいです。

また、薬効も高いので春になると誰もが好んで食べています。皆さんも、訪朝の際にはぜひご賞味ください。