「父の党」と「息子の党」

「父の党」と「息子の党」

偉大な金日成主席は不滅のチュチェ思想で自主の新しい歴史を切り開いた政治家でした。世界の進歩的人々は世界の自主化偉業に貢献した金日成主席を「世に稀な政治の大家」として熱く称えました。旧ユーゴスラビアのチトー大統領もその中の1人です。

チュチェ64（1975）年6月、金日成主席はチトー大統領の招きにより、旧ユーゴスラビアを訪問しました。大統領は主席に会ったとき、朝鮮は誰それの顔色を伺うこともなく、自分の言いたいことをすべて言って堂々と進んでいるが、実に見上げたものだ、いろいろと大国主義者のプレッシャーと中傷があって頭を悩ましている、と心中を打ち明けました。

金日成主席は大統領に、おのおのの党は自党の思想と政策で党員を武装させるべきで、他国の党の政策に盲目的に従ってはならない、人が事大主義に陥れば馬鹿になり、民族が時代主義*1に陥れば国を滅ぼし、党が事大主義に走れば革命と建設を台無しにしてしまう、と教えました。

そして、われわれは自主性を命のように重んじている、われわれは国際共産主義運動の中にいわゆる「中心」を設け、一国の党の政策に盲従盲動することに反対する、世界には地位の高い党や低い党の別がなければ、「父の党」と「息子の党」もない、自主性は今の時代が求めている、と言いました。

主席の教えを大統領は胸深く刻み付けました。

大統領は主席に、朝鮮労働党が今まで革命と建設を独創的に進めてきたわけがよく分かった、わが党はこれから自主性をしっかり守り、絶対に息子の党にはならない、と確言しました。

（偉人伝）