「ウンバンウル」ブランドのアコーディオン

「ウンバンウル」ブランドのアコーディオン

チュチェ107（2018）年10月、中国の上海では国際楽器展覧会が開かれました。ピョンヤン楽器工場で製作した「ウンバンウル*1」ブランドのアコーディオンが出品され、人気を博しました。

すずらんを意味する「ウンバンウル」ブランドの朝鮮製アコーディオンの技術指標を調べた専門家たちは、朝鮮のアコーディオンは世界的レベルのものだ、屈指の楽器生産工場を持っているあなたたちが羨ましいと言いました。では、ピョンヤン楽器工場でこのように立派なアコーディオンを製作した秘訣は何でしょう。

工場を見た人誰もが驚嘆してやまないことがあります。それは従業員の技術・技能の水準が高いことです。工場では世界と渡り合える名品を生産する目標をかかげ、従業員の技術・技能の水準を高めるのに綿密に取り組みました。工場で特別関心を持ったのは遠隔教育と科学技術普及室の運営でした。

遠隔教育と共に科学技術普及室の運営を着実に行って、従業員の技術・技能の水準を高めるのは工場の経営戦略の1つです。社会的に働きながら学ぶ教育システムが立てられているので、工場ではそれに合わせて多くの従業員をキムチェク工業総合大学など各大学の遠隔教育学部で勉強させました。また、遠隔教育を受ける人たちが生産に必要な１つ以上の技術革新案を出すようにしました。その結果、学習の過程イコール生産と経営活動となりました。

従業員の技術・技能の水準は高まり、それはそのまま製品の生産とクオリティーアップへとつながりました。アコーディオンとバヤン*2の外形を成すカラーパネルの文様を多様にし、見栄えのよい製品、品質の高い製品にするための重要な方途が解決されました。正確さが確固と保障された音測定器を始め、労働者の開発した技術が生産で功を奏したのは1つや2つではありませんでした。

技術者と労働者が知恵を出し合い、3軸自動コントロールシステムを開発して機械装置に導入した結果、部品の加工精度が高まりました。このほかにも全国青年の科学技術の成果の展示会など複数の展示会に意義ある技術革新案を出品しました。

世界と渡り合える名品を作り出そうとのピョンヤン楽器工場の人たちの熱意によって、「ウンバンウル」ブランドのアコーディオンの音色と形は一層美しくなるでしょう。

（今日の朝鮮）