超高層住宅と多層住宅が調和したピョンヤンのリョミョン通り*1です。ここに「花の家」と呼ばれるソン・ヨンチョルさん一家も住んでいます。ソンさんの家の長いベランダには、ゼラニウム、バラ、金盞花など20種余りの植物が育っています。
妻のキム・ソンビさんのお話です。
「数十種の花を育てていますが、家庭が睦まじくなり、花の香りがいっぱい漂って、孫はもちろん家族のみなが喜んでいます。花をたくさん育てる家だとみなが羨んでいます。それでなおいっそう花が好きになるのかも知れません」
キム・ソンビさんは若い時から花の栽培に携わりました。ソンさんに言わせますと、リョミョン通りに移ってから、なおさら花の栽培に熱を入れていると言います。家はもちろん町の花壇にも色々な美しい花の木を進んで植え、丹精して育てています。
リョミョン通りをいっそう美しく飾るのに微力ながら尽くしたいというその心に胸を打たれ、ソンさんはもとより、息子と嫁、孫も懸命に手伝っています。一家みなが花の栽培に真心を尽くしています。
ソンさんの家庭では丹精して咲かせた花を隣人や親戚にも送っています。季節に拘らず咲き乱れる美しい花を見て、誰もが賛辞を惜しみません。
キム・ソンビさんはこう語ります。
「花を咲かせるのは、わが家の喜び、幸福、生き甲斐となっています」
(今日の朝鮮)