甲斐ある人生

朝鮮で機能性製品のコリョ酒が出品されて、国内はもちろん海外からも好評を博しています。その開発者は、テドンガン食品工場の主任技師チェ・ヒョンシルさんです。チェさんは、まろやかな風味により朝鮮人民の間で名酒として広く知られたピョンヤン酒も開発しました。

誰もが好む名製品の開発者のチェさんは工学博士です。チェさんは幼い時、女性博士になることを夢見たと言います。中学校を卒業して、希望通り当時のピョンヤン軽工業大学に入学しました。国の無料教育の施策に恵まれて、科学探究に打ち込み、最優等の成績で大学を卒業しました。

ある食品工場の技師に配置され、人民のための良いことをより多くする一念で尽力しました。その後、テドンガン食品工場の主任技師になりました。工場の技術全般を引き取りながら、時間をさいて以前から考えていた名酒の開発に関する資料を探し、従来の製品の長所と短所を分析しました。

朝鮮人の体質に適するアルコールの分解力を科学的に確証したことに基づいて、アルコールの質を高めるための新たな生産方法を完成し、技術的問題を解決していく過程に、ピョンヤン酒の開発の見通しがつきました。このように開発されたピョンヤン酒は、ブランド商品として国内品質メダルと証書を授かりました。

企業の管理も手いっぱいなのに、研究に打ち込むというのは決して容易なことではありませんでした。しかし、自分の才能を伸ばしてくれたありがたい国に微力ながら尽くしたい思いだけでした。成果に自己満足せず、いっそう精を出しました。

その質と風味が独特で、色々な薬理作用の効果がある機能性製品のコリョ酒を又もや開発しました。コリョ酒もやはりブランド商品として国内品質メダルと証書を授かりました。チュチェ102(2013)年3月、博士号を授かったチェさんは、朝鮮で科学分野の最高賞の「2月16日科学技術賞」を授かりました。

「国では私をこのように女性幹部に、博士に育てました。私の夢をかなえてくれた国に報いたい思いです。また、これが公民の義務であり、本分だと思いました。これからも人民が好む名製品をより多く開発して、一生人民の奉仕者として生きたいと思います」

実にありがたい国があって、チェさんは思う存分研究に精を出し、甲斐ある人生を送っているのです。

2016年の記事
2月16日科学技術賞(一覧)朝鮮の国酒(テドンガン食品工場:ピョンヤン焼酎)


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Last-modified: 2017-03-14 (火) 15:20:17