朝鮮軍を強制解散した前代未聞の犯罪

交戦一方でも、敗戦国でもない朝鮮軍を強制解散

20世紀、日帝は神聖な主権国の常備武力である朝鮮軍の強制解散という、前代未聞の罪を犯しました。1905年、「乙巳5条約」、日本で言う第2次日韓協約の捏造で朝鮮の外交権を強奪し、1907年は「丁未7条約」、日本で言う第3次日韓協約を捏造して、朝鮮の内政権まで奪い取った日帝は、次いで名ばかりの朝鮮軍まで解散しようとしました。

軍事訓練をする朝鮮軍

1907年、コジョン皇帝*1の強制退位と皇帝を日本に拉致しようとの企みが明るみに出るや、愛国的な軍人と人民は強力な抗戦によって日本の侵略者に立ち向かいました。特に、この抗戦に王を護衛する部隊の第1連隊第3大隊が加わり、侵略者の恐怖と不安は高まりました。こうして、日帝は朝鮮軍の強制解散に取り掛かりました。

中央階級的教育館の解説係であるパク・ミリョンさんのお話です。

「先ず日帝は朝鮮皇帝の詔勅を捏造しました。当時、朝鮮軍の解散についての朝鮮皇帝の詔勅の草案には、担当の官吏に指示して皇室の護衛に必要な人員だけ残し、残りは一時解散すると言う内容がありました。ところが、この朝鮮皇帝の詔勅の草案が伊藤博文の自筆であることが1982年10月、日本の雑誌『週間朝日』によって世界に公開されました。このように侵略目的の達成のために皇帝の詔勅まで捏造した日帝は、まず、ハンソンに駐屯していた王を護衛する部隊の歩兵の5個大隊と騎兵隊、砲兵隊などを解散し、その後、地方に配置された8個の大隊を解散しました。そして、強制解散に反対して暴動を起こした軍人たちを、圧倒的な武力で容赦なく弾圧しました。こうした日帝の不法極まりない軍事力抹殺のため、朝鮮軍は完全に解体され、朝鮮は正規軍のない国となりました。結局、日帝はこれと言う抵抗も受けずに朝鮮を完全に占領することができました」