「朝鮮の声」郵便箱 2018.06.29
――朝鮮の声放送へようこそ
――朝鮮の声放送へようこそ
――この頃の平壌は暑い日が続いていますが、皆さんの地方ではいかがですか？
――ええ、そうですね。でも朝晩はちょっとひんやりしますよね。
――ええ。さて、チュチェ107年（2018）の「朝鮮の声放送の豆知識コンクール」が、世界各国のリスナーの皆さんの深い関心の中、行われています。
――コンクールに参加するリスナーの皆さんの為に朝鮮の声放送は、コンクールの問題の解答に役立つ内容の番組を数回に分けて設けています。で、このコーナーでは朝鮮民主主義人民共和国の創建について、お話しします。
朝鮮民主主義人民共和国の創建について
国家建設、それは独立したばかりの国にとって一番重要な事です。朝鮮では抗日革命闘争の時に自主独立国建設の経験が得られました。偉大な金日成主席はその時既に主体的な政権建設の路線を示し、人民政権建設の強固な土台を築きました。その豊かな経験に基づいて国の解放直後は新しい国づくりの路線を示し、人民政権の政治的基盤と社会経済の基盤を固める為の闘いを正しく導きました。国の解放は、朝鮮民族が一日も早く統一された民主的中央政府を樹立し、自主独立国を建設して幸せな民主的生活を創造出来る条件をもたらしました。主席は朝鮮人民が自分の手で自分の運命を切り開く為、朝鮮全土で人民政権機関の人民委員会を組織するようにしました。
しかし当時の情勢の為、統一された民主的中央政府と自主独立国の樹立は難関にぶつかりました。こうした状況下で北朝鮮につくられた有利な条件を利用して、既に組織された地方の人民政権機関を統一的に指導する中央政権機関を樹立する事が、切に求められました。主席はチュチェ35年（1946）2月8日、北朝鮮の民主政党、大衆団体、行政局、人民委員会代表協議会で、北朝鮮の中央主権機関を設ける必要性とその為の当面の課題を示し、北朝鮮中央主権機関である北朝鮮臨時人民委員会を樹立しました。北朝鮮臨時人民委員会は、人民の生活を安定させ自主独立国建設の基礎を築く為の対策を講じる一方、国の解放直後の乱れた秩序を正し、産業・運輸・農業をはじめ人民経済各部門の復興に取り組みました。その後、北朝鮮臨時人民委員会から北朝鮮人民委員会への政権移譲を果たした主席は、自主独立国建設の土台を物質の面で一層強固にする為、人民皆を人民経済計画達成へと力強く呼び起こしました。
その時、南朝鮮で単独選挙が行われ傀儡政権がつくられました。主席は直ちに朝鮮人民の意思を代表する全朝鮮最高立法機関を設立し、朝鮮民主主義人民共和国憲法を実施するという正しい方針を示し、人民大衆を共和国の創建へと呼び起こしました。抗日革命闘争の時に得られた政権建設の尊い経験と国の解放後の朝鮮全土での中央政府の樹立の為の闘いから得た経験、そして朝鮮人民の創造的闘いによって収められた民主建設の輝かしい成果は、朝鮮民主主義人民共和国創建のしっかりした基礎となりました。
主席はこうした準備に基づいて、チュチェ37年（1948）9月8日、朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議第1回会議で政権移譲に関する声明を発表しました。会議では朝鮮人民の一致した意思と願いによって、主席を朝鮮民主主義人民共和国内閣首相、国家元首として推挙しました。9月9日、主席は朝鮮民主主義人民共和国政府を構成し共和国の創建を世界に宣言して、国家建設の偉業を見事に実現しました。
共和国の創建は、新しい社会・新しい生活を目指す朝鮮人民にとって画期的な意義のある歴史的な出来事でした。こうして朝鮮人民は、5千年の歴史で初めて国家と社会の主人、自分の運命の主人として歴史の新時代を開いて行く自主的で創造的な人民となり、誰も手出し出来ない尊厳ある人民となりました。その後、自立の民族経済が立派に建設されチュチェ思想の下で人民の固い統一団結が実現し、朝鮮は自主・自立・自衛の威力ある社会主義国となりました。
今共和国は、敬愛する最高指導者金正恩委員長の優れた導きの下、社会主義強国建設の最盛期を迎えています。一心団結の威力で明るい未来目指して進む栄えある朝鮮民主主義人民共和国の行く手には、常に勝利と栄光があるでしょう。
――はい、朝鮮民主主義人民共和国の創建についてお話しました。これからもコンクールの問題の解答に役立つ内容の番組をお送りしますので、参考にして下さい。ではリスナーの皆さん、次のこの時間にまたお会いしましょう。
（「朝鮮の声」郵便箱）
2018.06.29 サイト音声の聞き書き
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