先に立たせた抗日革命家

朝鮮では、国の解放と富強・発展のために全てを尽くした革命の先達を敬い、積極的に押し立てています。敬愛する金正恩総書記の臨席の下に第4回全国老兵大会が開かれたチュチェ104（2015）年7月25日のことです。

総書記は会場に出る前に、幾人かの人たちに会いました。偉大な金日成主席の導きの下に20年にわたる抗日革命闘争に参加して国の解放をもたらし、1950年代のアメリカ帝国主義者の侵略を退ける祖国解放戦争で勝利を収めた往時の革命家たちでした。

総書記は車椅子に座っている年老いた女性革命家のところへ近寄って、やさしく両手を握って安否を尋ねました。そして、関係者の一人に、今日の大会は長時間掛かりそうだが、おばあさんが長く座っていても大丈夫かと聞いて、この頃の健康状態が気になると心配の色を浮かべました。

大丈夫ですとの答えを聞いて、初めて安心したように、総書記は周りの人たちに年老いた革命家たちを先に立たせて会場に出ようと言いました。一人の幹部が、総書記が先頭に立たなければ、と言いました。年老いた革命家たちも一様な思いで、総書記が先に会場に出ることを切々と願いました。

しかし、総書記は抗日革命家たちを先に立たせるようにと言って、革命の先達を押し立てるのはわれわれが守るべき道徳的信義だ、今日は当然革命の第１世代である年老いた抗日革命家たちが先頭に立たなければならないと言いました。こうして、車椅子に座っている年老いた抗日革命家たちが総書記より先に会場に入りました。

その数日後、大会の参加者と共に記念写真を撮る時も、総書記は年老いた抗日革命家たちの手を暖かく握りました。そして、第5回全国老兵大会の参加者と共に記念写真を撮る時も、格別の配慮を寄せました。

国のために、次の世代のために全てを尽くしてたたかった革命の先達を敬うのは、人皆の当然の道義であり、崇高な道徳的義務だと言うのが金正恩総書記の意志です。

（政治―為民献身）

2023.05.03の記事

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