総帥の胆力

総帥の胆力

2012年8月17日、小さな木造船が朝鮮西海の波をついて走っていました。27馬力の木造船が向かったのは南西前線の最南端、最大緊張地域にある島防御隊でした。南朝鮮傀儡集団が構えているヨンピョン島*1がすぐ近くに見える所です。

このヨンピョン島は2年前、朝鮮人民軍の強力な打撃で火の海と化したことがあります。アメリカと南朝鮮傀儡集団はそれを忘れて、この水域で「ウルチ・フリーダム・ガーディアン」という合同軍事演習をあくまで強行しようとしました。

空母と戦闘艦船が投入されるこの最大緊張地域へ向かう小さな木造船に明るい笑みをたたえて泰然自若として座っている方がいました。無敵の強兵、朝鮮人民軍の金正恩最高司令官でした。

チャンジェ島*2防御隊に着いた最高司令官は、朝露に濡れながら監視所に上って陣地の配置と防御隊の目標地点を一つ一つ検討しました。そして、いまだに目が覚めていない敵が挑発すれば断固打ちのめすようにと、力を込めて述べました。

最高司令官はついで、ム島*3防御隊を視察しました。ム島防御隊は、ヨンピョン島の火の海と共に敵に朝鮮人民軍の気概を示した誇りを持っている部隊です。最高司令官は滑りやすい険しい道を監視所へ上り、肉眼ではっきり見えるヨンピョン島を注意深く眺めました。

そして、共和国の自主権が行使される水域と地域にたった一発の砲弾が落ちても即時、せん滅的な反撃を加え、かけがえのない機会を絶対逃さないように、敵が挑発してわれわれの領土にたった一発の砲弾でも落とすならそれを南西前線の局地戦争にとどまらせず、国の統一のための聖戦へつないで行くようにと命じました。

小さな木造船で行った南西前線の最南端、最大緊張地域のチャンジェ島とム島の視察は、先軍の総帥の胆力がどんなものかを見せる一端です。

実に金正恩最高司令官は帝国主義連合勢力の戦争狂気にびくともしない強い胆力を持つ不世出の先軍の総帥です。