朝鮮労働党の電力工業の関する政策の骨子

朝鮮労働党の電力工業の関する政策の骨子

呉英淑（オ・ヨンスク）：電力は近代産業の動力で経済の命脈です。その為朝鮮労働党中央委員会第8期第5回総会拡大会議で強調されたのも『電力生産を経済の発展に追いつかせるのでなく、あくまで優先させる』、正にこれが朝鮮労働党の電力工業の関する政策の骨子だという事でした。

電力生産を経済の発展に徹底的に優先させる上で電力の増産が何よりも重視されています。朝鮮では経済の発展の持続可能な上昇を裏打ちする先を見通しての系統的な電力の増産に励んでいます。別けても水力による電力の大幅な増産に力を入れています。

電力生産を経済の発展に優先させる上でもやはり要は科学技術です。電力増産に役立つ価値ある科学研究の成果と技術革新案をより多く出し、送変電系統で送電ロスを減らす為の科学的な対策を追いつかせています。また新たな発電能力の造成を緊迫した課題として与えています。

朝鮮労働党の中長期的な経済戦略により潮力発電所の建設と核エネルギー工業の創設が捗っています。一方、1ワットの電気でも増産する為の大衆挙げてのキャンペーンが張られています。各道・市・郡に建てられた中・小型水力発電所で最大限に生産を伸ばしています。

これと共に新たな発電能力を漏れなく引き出し、大小様々の水力発電所をより多く建設する為の段階別の計画が推進されています。工場と機関・企業はもとより家庭でも設置条件の良い所に太陽熱と風力等、自然エネルギーによる自家電力施設を設置しています。

電力生産を経済の発展に徹底的に優先させる事、正にこれに経済建設の各面で実質的で全般的な進歩を遂げる為の重要な裏付けがあるのです。

（政治―政策）

• 2022.06.09 朝鮮労働党中央委員会第8期第5回総会拡大会議が召集されました
• 2022.06.11 朝鮮労働党中央委員会第8期第5回総会拡大会議に関する報道