朝鮮の国花―モンラン

朝鮮の国花　木蘭

モンランは、木蓮科に属する落葉高木です。もともと、モンランは大山蓮華、または木蓮と呼ばれていました。モンランと言う名は偉大な金日成主席がつけました。

主席は朝鮮人民は昔から芳しく美しい花に「蘭」の字を付けたが、木に咲く美しい花という意味で「モンラン」と言うのが良いだろう、と言いました。

モンランは朝鮮の一部の北部地帯を除いた各地の山間と山腹など湿った土地に育ちます。高さは2メートルから5メートルで、普通、いくつかの幹が根元から生えて株をなします。または幹1つが生えて小さい高木のように育つこともあります。

葉は互い違いについており、短い葉柄があります。葉は長さ12ないし14センチ、幅5ないし10センチで、大きいのは長さ25センチ、幅15センチのもあります。葉肉はやや厚く、コチコチに固まった感じです。

朝鮮の国花モンランは6月から6月頃に、新しい枝の先に花が咲きます。枝が生える次第に花が咲くので50ないし60日の間、花を見ることが出来ます。1つの花は普通、１週間ほど咲きます。

モンランは香りが独特で、真っ白い花びらは特別大きく、太いです。赤紫色のおしべは黄色のめしべの周りに生えます。実は細長い形で9月頃になります。モンランは耐寒性が強く、朝鮮の気候条件でよく育ちます。

繁殖は、種と接ぎ木、挿し木、株分けで行います。香ばしい香りが漂う美しい花の木であるモンランは、木の形が良いので街や公園に多く植えています。

モンランの花は美しいばかりか、強く、気高く、素朴な感じがするので朝鮮人民の気概をそのまま込めているようです。

それで朝鮮人民皆はモンランの花を愛しています。