巧みな戦法で勝利した戦闘

巧みな戦法で勝利した戦闘

偉大な金日成主席は抗日武装闘争の時、独創的な遊撃戦法を編み出して日本帝国主義者を打ち倒し、国の解放の歴史的偉業を成し遂げました。

チュチェ28（1939）年9月、日帝は「東南部治安淑正特別工作」の名の下、20万に達する大兵力を動員して朝鮮人民革命軍を最終的に「掃滅」するための大規模な「討伐」作戦を行いました。

金日成主席はチュチェ28（1939）年10月、中国東北地方の安図県（あんずけん）両江口（りょうこうこう）という所で朝鮮人民革命軍の軍政幹部会議を招集し、日帝の「討伐」作戦を粉砕するためペクトゥ山*1の東北部一帯で大部隊旋回作戦を行う方針を示しました。

大部隊旋回作戦は大部隊で広い地域を引き続き旋回しながら一行千里の戦術、誘引欺瞞戦術を始め、多様な戦法で敵軍を掃滅または弱体化させる流動作戦でした。主席は奇妙で変化に富んだ戦法で六棵松（ろっかしょう）戦闘、大馬鹿溝（だいばろっこう）襲撃戦闘を始め多くの戦闘を勝利へと導きました。

紅旗河（こうきが）戦闘も巧みな戦法で勝利した戦闘の一つです。主席は朝鮮人民革命軍を包囲掃滅しようと執拗に追撃する敵軍の「討伐隊」を誘引待ち伏せ戦術で掃滅することを決心し、待ち伏せ地点を紅旗河の谷間に定めました。

当時日帝は朝鮮人民革命軍の誘引待ち伏せ戦術を一番恐れて、この戦術に「ラワ戦法」という名までつけて警戒心を高めました。それで朝鮮人民革命軍が二度とこの戦法を適用しないものと思い込んでいました。

これを見抜いた主席は敵軍が二度と適用しないものと信じていたその戦法をまたもや適用することを決心し、紅旗河の谷間に部隊を待ち伏せさせました。主席の奇妙で変化に富んだ誘引待ち伏せの戦法によって日本軍「前田討伐隊」は全滅しました。

この戦闘を通じて日帝は朝鮮人民革命軍の後を追っては「前田討伐隊」のような悲惨な目に合うしかないという教訓を得たといいます。

このように金日成主席が抗日革命闘争の時、編み出した奇妙で変化に富んだ戦法は世界のどの遊撃戦でも見出せない独創的なものでした。