独創的な遊撃戦法で

独創的な遊撃戦法で

朝鮮人民革命軍が向こうに回した敵軍は、戦車と大砲、飛行機のような先鋭な兵器で装備した日本帝国主義者の百万の大軍でした。国家的後方も正規軍の支援もなく、すべてを自力で解決し、完全武装した日帝と長期間に渡って戦ったのは、実に想像を絶する厳しいものでした。

日帝は朝鮮人民革命軍を「滄海の一粟」と呼びました。しかし、朝鮮人民革命軍は日帝の大軍を手玉に取り、連戦連勝しました。

司令官である偉大な金日成主席は、独創的な遊撃戦法を編み出すため心血を注ぎました。朝鮮人民革命軍を創建して1年後のチュチェ22（1933）年4月、金日成主席は初の遊撃戦術教範で遊撃隊の活動指針である不朽の著作「遊撃隊動作」を出しました。

抗日革命闘争の歴史には主席の戦略戦術、知略と英知、戦法を称える伝説が数多く印されています。東の方で声を出して西の方を攻める戦法で勝利した撫松県城戦闘、敵軍を袋の鼠のように陥穽に追いやって大勝利を収めた紅頭山戦闘、「落葉で兵を運ぶ」と言う伝説めいた話が生まれた多谷嶺戦闘、敵中に入って数発の銃声を出し、こっそり抜け出て敵軍に同士討ちさせた富厚水台地戦闘などなど。

チュチェ26（1937）年6月のポチョンボ戦闘は遊撃戦の要求を最高のレベルで具現した戦闘でした。戦闘目標の設定と時間の選択、不意の攻撃、放火を通じた衝撃的な扇動、活発な宣伝活動の配合など、すべての過程が立体的に噛み合った手落ちのない作戦でした。

日帝は、朝鮮人民革命軍の遊撃戦法は日本軍の兵書や用兵術には見られないものだと、悲鳴を上げました。敵軍が認めたように、抗日の戦場で収められた勝利は、千変万化の遊撃戦法を活用して敵軍を掃滅した主席の臨機応変の知略と巧みな戦術によるものでした。

実に、金日成主席が抗日革命闘争の時に編み出した独創的な遊撃戦法は、朝鮮人民革命軍を不抜の強兵につくり、それに依拠して史上初めて遊撃戦で侵略軍の正規戦を打破した百戦百勝の武器でした。

（フィーチャー　その功績は不滅のもの）