喜びいっぱい、希望いっぱい

喜びいっぱい、希望いっぱい

喜びいっぱい、希望いっぱいの新年があけました。お正月の飾りつけが目に楽しい街は、朝早くから多くの人で賑わっています。元日の朝、マンスデの丘の偉大な金日成大元帥と金正日大元帥の銅像に花を手向け敬意を表します。

ここでアカデミー会員のリ・チャングクさんの家族と知り会った私たちは、リョンフンロータリーにツインタワー式に建てられた金日成総合大学教育者住宅に住んでいるとの話に、お宅拝見もかねて新年早々からお邪魔することにしました。

リ・チャングクさんのお話です。

「こうして新居で正月を迎えてみると嬉しさ、楽しさもひとしおです。同居している息子夫婦も勿論そうです。正月の挨拶にきた娘の家族まで一緒に喜んでいます」

豪華なつくりで知られている家の中を主人の案内で見て回りました。リビングルームと夫婦部屋、キッチンとダイニングルーム、書斎など、どの部屋もユニークなインテリアが施されている素晴らしいものでした。

ふと、書斎の壁にかけてある証書が目につきました。近づいてみるとアカデミー会員の証書と博士の証書が二つです。主人のリ・チャングクさんと息子のリ・ソンイルさんのものでした。

嫁のチョ・ヨンレさんが話します。

「私たちが新居に引っ越したと知って多くの人がやってきます。家をみてうらやましがるのを見ますと、本当に誇りで胸が一杯になります。舅と夫が仕事にもっと励めるよう嫁のつとめを果たすと共に、教育者家庭の代を継いで行くためにも娘のユジョンをしっかり育てようと思っています」

家族の人たちとあれこれと雑談をしていると、孫娘のユジョンが自分の自慢を聞いてくれと言い出しました。

「お友達がいい家で暮らしていいわねと、とてもうらやましがります。私も毎日のようにあれこれと家の自慢をします。それで、金正恩元帥の恩愛が宿る家で暮らす誇りについて詩を書いてみました」

幼い少女の詩は私たちの胸を熱くしました。国中の息子娘を優しくいたわる、敬愛する金正恩元帥の優しい姿が目に浮かび目頭が熱くなりました。

詩の朗読が終わるのを待っていたとばかりに外孫のジンアもギターを抱えてやってきました。自分も大人たちにほめてもらいたかったようです。愛らしいその姿に目を細めながら大人たちが口々にほめてやると、ジンアは立派なギタリストになると今から意欲満々です。お正月の楽しい一家団欒の一こまです。

満ち足りた表情のリ・ソンイル博士が語ります。

「このように家族皆が集まって家の話をしたり歌も歌いながらお正月を楽しく過ごしていると深まる思いがあります。新年にもこのありがたい社会主義制度のため仕事に精を出さなければと思います。これからも教育活動に励んで大きな成果をもって今日の喜びと誇りをさらに花咲かせていくつもりです」

元日を楽しく過ごす教育者の家庭に、国中の人民の明るく楽しい姿を見出し、名残を惜しみながら暇を告げました。