丹精して花を咲かせる

丹精して花を咲かせる

3月、冬の勢いはすっかり弱くなり、春に道をあけています。ピョンヤンのいたるところに花畑や花壇、花台が設けられていますが、そこには様々な大きさのカラフルな花々が早春から晩秋にかけて季節折々の表情を見せています。

街と村に広がる花景色はピョンヤンの風致づくりに彩を添えています。各フラワー事業所では今年もピョンヤンの街と村をユニークに飾るため、冬の間にたくさんの花を咲かせました。

モランボン区域*1フラワー事業所でも季節を早めた数十種の花が満開になりました。昨年に比べてより充実した花を咲かせ、その種類も増やしています。事業所では装飾効果を高めるためにドライ・フラワーも製作しています。また、大きな花台をユニークに設計し、バラエティーに富んだ草花の配置にも気を配っています。

労働者のペク・ミョンヒさんはこう話します。

「単に種をまいて、水をやって、温度を保つ、これだけで花が咲くのではないと思います。花に寄せる純粋な思い、真心がより美しい花を咲かせるのではないでしょうか。今年は区域内の全ての街を昨年よりもっと明るく、きれいに飾ろうと頑張っています」

従業員のみなが街に四季の情感をたっぷり漂わせ、ピョンヤンを百花繚乱の都市に造るという誇りを胸に一本の花の苗も丹精して育てています。

（今日の朝鮮）