クァンジュ学生事件を通じて見た日帝の罪悪

クァンジュ学生事件を通じて見た日帝の罪悪

シン・ヨンイル：光州学生事件が発生して以来90年以上の歳月が流れました。100年に近い歳月が流れましたが、民族の尊厳と正義を守って闘った朝鮮の学生を無残に弾圧した日帝の野蛮行為を朝鮮人民は忘れずにいます。

1929年10月30日の朝、光州*1と羅州*2の間を往復する列車の中でならず者の日本人学生が朝鮮の女学生を侮辱する事件が発生しました。これに憤激した朝鮮の学生達は当然ながらそのならず者を懲罰しました。

にも拘らず日帝の警官達は事の成り行きは調べようともせず否応無しに朝鮮の学生達に暴力を振るいました。そして11月1日には300人余りの日本人学生と教職員がデモの為光州駅の前に集まった朝鮮の学生達を襲いました。日帝の御用マスコミも事件の責任を朝鮮人学生に擦り付け真相を歪曲して報じました。

日帝の厚顔無恥な行為は朝鮮の学生の憤激を煽り立て反日の機運は全国的範囲で一層高まりました。

11月3日、光州市内の朝鮮の学生は一斉に同盟休校に入り町に繰り出して「日帝を打倒しよう、植民地奴隷教育制度を撤廃せよ」とシュプレヒコールをし、大衆的な反日デモに移りました。

朝鮮の学生の正義の闘いに怖気付いた日帝は光州一円に戒厳状態を宣布し、警官達は言うまでも無く日本人学生と教職員等民間人にまで武器を持たせて市内の要所に配置し、朝鮮の学生を手当たり次第に逮捕しました。

1930年1月、鏡城*3市で日帝は朝鮮の学生のデモを弾圧する為警察部隊と騎馬隊等、数千人の兵力と2個連隊の侵略軍まで動員しました。各地での野獣宛らの日帝の鎮圧の過程に50数人が虐殺され1600人余りが逮捕されました。また多くの学生が負傷しました。

中央階級的教育館のキム・ギョンアさんのお話しです。

「光州学生事件は決して自然発生的な事件ではありません。朝鮮人民の自主の精神と反日意識を骨抜きにし、植民地支配を維持する目的から組織的に働かされた犯罪の一環でした。他民族に対する極端な排外主義に凝り固まって赤手空拳の朝鮮の学生に銃剣を振り翳し、無辜の学生の血で町を染めた光州学生事件は当時日帝が標榜した文化政治の何たるかをとことん暴きました。（※声は姜成姫）」

朝鮮人民は過去日帝が働いた人倫に悖る犯罪を千年万年が経っても絶対忘れず、必ず徹底的に計算するでしょう。

（世界と朝鮮―史実）