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ある科学者のモットーハムフン水利動力大学の動力研究所の主任チェ・ヨンチョルさんは、2020年の国家最優秀科学者・技術者に選ばれた一人です。チェさんは、新型の混流タービン羽根の設計方法を確立し、複数の水力発電所に導入して電力を増産する上で中核的役割を果たしました。 数年前までチェさんは、主として中小型水力発電所のタービン羽根の研究に携わって来ました。チェさんにとって大規模な水力発電所で使う新型のタービン羽根の設計方法を確立するという研究テーマは実に力に余るものでした。しかし、現実が切実に求めることなら難しい研究テーマでも背を向けてはならないという科学者のきれいな良心は、草分けの道にためらうことなく身を投じるようにしました。 チェさんは、水力発電所と機械工場などの現場で探求を重ねる過程に、電力増産に実質的に役立つ新型の水力タービン羽根を設計し製作しました。そして、数回の試験を経てその優位性を立証しました。 今もチェさんは、科学者にとって何よりも大切なのは、国と人民が呼びかけるなら、それを心に受け止めるきれいな良心で、自分の力と技術をあくまで信じることだとして、自立経済の基本の動力である電力の生産を増やすための科学研究に心血を注いでいます。 科学者なら高い実力と資質より先ずきれいな良心を持って成功を確信することだと言うのがチェさんのモットーです。 （今日の朝鮮）
2021.11.03の記事
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