「一当百」のスローガンと共に

「一当百」のスローガンと共に

「一当百」は、朝鮮人民軍の創建者である偉大な金日成主席が示したスローガンです。スローガンが示されてからもはや半世紀以上が経ちました。

チュチェ52（1963）年2月6日、金日成主席は最前線のある人民軍部隊を訪れました。長時間にかけて兵営と食堂、訓練場を見た主席は「一当百」というスローガンを示しました。

朝鮮革命博物館の解説係であるリ・ヨンヒさんのお話です。

「金日成主席は、昔から戦にたけた将軍を『一当百』と言ったが、これは一人で百人の敵に当たることだとし、唯一に正しいのは今の兵士で陣地を一層固め、軍事訓練に精を出し、軍人みなを革命精神でしっかり武装させて一人で百人の敵に当たるようにすることだ、人民軍のスローガンは『一当百』だ、と言いました。『一当百』のスローガンには、人民軍を政治・思想、軍事・技術の面で準備させて、軍人みなを一人で百人の敵に当たる勇士に育て、軍隊の幹部化と近代化を実現することで、兵力を増やすことなく国の自衛の防衛力を固めると言う金日成主席の独創的な軍事思想が具現されています」

人民軍軍人は、主席が示した「一当百」のスローガンを高く掲げ、訓練熱風を巻き起こして防御と攻撃ともども一人で百人の敵に当たる勇士になりました。その結果、1968年の武装情報収集艦「プエブロ」号事件と1969年の「EC・121」大型スパイ機事件、1976年の「パンムンジョム事件」など敵の無謀な軍事的挑発は勇敢な人民軍によってそのつど、挫折を余儀なくされました。

朝鮮の戦利品としてピョンヤンのポトン川に係留されている「プエブロ」号がそれをそのまま示しています。

今も「一当百」のスローガンは、人民軍軍人の心の中に永遠の勝利の旗印として秘められ、無敵必勝の勇猛心を持たせています。

（フィーチャー　朝鮮人民軍創建75周年）