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子供はお医者ごっこが好きです。お人形を抱いてきた「お母さん」に「赤ちゃん」のどこが悪いのか聞いたり診察もしたり薬も飲ませたり、と時間が経つのも忘れます。ピョンヤンのキョンサン幼稚園の総合遊び場であったことです。
その日は、チュチェ101（2012）年7月14日でした。幼稚園を訪れた敬愛する金正恩総書記は、この総合遊び場も見ました。明るく笑いながら、いろいろな遊びに夢中になっている子供たちを眺め、お医者ごっこをしている子供たちに近寄りました。生意気に白衣まで体にまとい、「ちび医者」が「お母さん」が抱いているお人形の赤ちゃんの胸に聴診器を当てて診察をしていました。
リ・ガンジュク園長は語ります。
「子供たちのお医者ごっこに優しい眼差しをおくっていた金正恩総書記は、『ちび医者』の前に静かに座り、脈拍と血圧を測ってみてはと言いました。その子供は、喜びながらも脈拍と血圧が何かわからずぼやっと見つめるだけでした。総書記は、私に、こんなときは子供たちにどう言ったら良いかと聞きました。私が、診察してくださいと言ったらよいですと告げると、総書記は笑いながら『ちび医者』に、では私も診察してください、と言いました。そのときになって初めてその子供は、遠慮なく聴診器を当てて総書記にどこが悪くて来たのですかと、医者の真似をしました」
立派な幼稚園で思う存分駆け回り、すくすく育っている子供たちの姿が頼もしくかわいらしくて、総書記はこのように「ちび医者」の「診察」を受けたのです。
（今日の朝鮮）
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