豆才人

豆才人

ピョンヤンにあるマンギョンデ学生少年宮殿*1のクラブ員である11歳のチョン・ソングァンさんは3つの楽器をこなす豆才人です。

「私は5歳の時からキョンサン幼稚園でピアノを習いました。ところが、テレビで兄さんや姉さんたちが打楽器を打つのを見て打楽器も習いたくなりました。それで小学校の頃からマンギョンデ学生少年宮殿で打楽器とシロホンを習っています」

チョンさんが通ったキョンサン幼稚園では早期音楽の教育を行っています。頭が切れ、豊かな音楽の感情を天性として持っていたチョンさんは幼稚園のころから豆ピアニストとして頭角を現しました。幼稚園で受けたピアノ教育は、チョンさんが短い間に打楽器とシロホンをこなせる貴い元手となりました。

チョンさんはその年の子供は打楽器での演奏が難しいという色々な伝統リズムを見事にこなし、習いはじめて6ヶ月後はシロホンのソロにも出演しました。10歳の時はピアノと打楽器、シロホンでユニークなソロの演奏を果たしました。

11歳の豆才人チョン・ソングァンさんは前途を嘱望されています。

（今日の朝鮮）

---

カン・ソンヒ（カン・ソニ）：才能に恵まれた子供達を見ると人誰もが喜びを感じるものです。では、未来の人材に育つ豆才人にスポットを当ててみましょう。

チョン・ジェリョン（5歳）

（※アニメ「欲張りの犬」）
ぼくはこの絵本の内容を外国語で話せます
一度やってみます

（※英語で）
ある日、犬が一匹の魚を口にくわえて飛び石伝いに小川を渡っていました
犬は偶然、水面に映った自分の影を見ました
犬はそれを他の犬のものと思いました
「あれ、だれ？」
「こいつがくわえたのは魚じゃないか」…

オ・ウォンピョン（6歳）

この二つのノートの中、一つは右手で書いたもので、
他の一つは左手で書いたものです

これは右手で書いたもので、これは左手で書いたものです
ぼくは両手で字を同時に書けます

ピョンヤン教員大学付属モランボン区域ケソン幼稚園の先生　リ・ソンシム

「これは単に右手と左手の機能に関することではありません。両手で同時に字を書くには二つの方面で思考しなければなりません。また子供が二つの映像化を同時にできるよう準備しなければなりません。この子の映像化の能力は抜群です」

 

ソルフェージュと共にルービック・キューブをする　オ・ジエ（6歳）

（※ピアノで鳴らす音階名を言いながらルービック・キューブ*2を解いている。音階名は朝鮮語ではなく「ド・レ・ミ」で言っている）

実はこの小さなものを合わせるくらいに早くできますが、キュービックが大きくて小さなものよりまとめるのがやや難いです

キム・ウィヒョン（6歳）

ぼくは知っている獣を全部描いてみました
今は見なくてもどんどん描けます

チェ・ミリョン（6歳）

ピョンヤン教員大学付属モランボン区域ケソン幼稚園の先生　カン・ヘリョン

「子供はまず縫い取る花畑を頭の中で組み立てなければなりません。そのためには観察力、創造力、描写力をことごとく絞り出さなければなりません。今、絵を描くことなく、花畑を縫い取っていますが、こうするには比例感覚や色彩感覚に優れなければなりません。知能と機能を併せ持つ秀でた才能を見せています」

 

カン・ソンヒ：才能の花園に膨らむ蕾、その姿に栄える朝鮮の明日を描いてみました。

（フィーチャー）

---