ピアノの神童の師は

ピアノの神童の師は

6歳で世界的なピアノの神童の名を馳せたチェ・ジャンフンさん。キョンサン幼稚園を経て、今はキムウォンギュン・ピョンヤン音楽大学で音楽教育を受けています。インストラクターのキム・ジェシルさんも同じキョンサン幼稚園出で、キムウォンギュン・ピョンヤン音楽大学でピアノを教えています。チェさんを受け持って10年近くになります。

（2017年5月）

教え子とのデビューは、2017年の第2回クライネフ・モスクワ国際ピアノコンクールでした。

コンクールでチェ・ジャンフンさんに特等賞が、キム・ジェシルさんに最優秀教師賞が授けられました。

キム・ジェシルさんのお話です。

「チェさんと共に何度も国際舞台に出ましたが、そのたびに多くの人から『先生はどこで留学したか』、『インストラクターは一人だけか』、『どれほど有名な教授が教えて、子供にあれほど立派な演奏ができるか』などと質問されました。留学暦はなく、朝鮮で音楽を学んだと答えると、『それが本当なら朝鮮の音楽教育は相当な水準だ』、『想像を絶する』、『あれほどの音楽の人材がいるから、朝鮮の教育水準のほどがよく分かる』、『今後とも国際舞台で実力を遺憾なく発揮することを望む』と言われました。これから資質を絶えず高め、チェさんのような音楽の人材をより多く育てるため尽力するつもりです」

（フィーチャー）