貫禄があるアーチスト

貫禄があるアーチスト

一つ一つの作品にこの時代がビビッドに映らなければならない、これはマンスデ創作社のアーチストであるパク・ヒョソンさんのモットーです。大学時代、パクさんは、沸き立つ現場の中の労働者と農民の姿をエチュードの対象に選んだりしました。

パクさんは、チュチェ72（1983）年から朝鮮の名だたる美術アトリエセンターであるマンスデ創作社のアーチストとなりました。パクさんの処女作は青年の愛国精神を盛り込んだものでした。

ベルリンで催された朝鮮美術展用
ドイツのグラビア誌に載ったパク・ヒョソンさんの絵

パクさんは、マンスデ創作社の管理職を勤める中にも手から筆を離しませんでした。これまでの40年近く、パクさんは、生産熱気で沸き返る今の時代、変貌を遂げているこの国の姿、色々なテーマの作品を千数百点も手がけました。代表作は油絵「古里」と「製鉄所の息遣い」です。

油絵「古里」
チュチェ76（1987）年　創作

油絵「製鉄所の息遣い」
チュチェ109（2020）年　創作

パクさんは、国の各地が水害に見舞われた時、そして被災地に前よりもっと素晴らしい住宅が建てられた時、早速、現場に赴き、地元の住民の胸の温まる話を興奮の中に聞き、作品の創作に取り掛かりました。代表作は油絵「人民愛の道」と「テチョン里の喜びごと」です。

油絵「人民愛の道」
チュチェ109(2020)年　創作

油絵「テチョン里の喜びごと」
チュチェ109（2020）年　創作

人民芸術家の称号を受けたパク・ヒョソンさんのお話です。

「率直に言いまして、泥道が美しいものではありません。もとは副次的な対象、作品の創作の一つの要素に過ぎません。しかし、私は泥道にポイントを置き、金正恩総書記が強風の中、泥にはまった車のタイヤに藁を敷いて引き出してでも必ず人民を訪ねる内容を盛り込み、このような道が正に総書記が行く熱い人民愛の道だという思想を強調しようと努めました」

パクさんは作品のテーマと調和が取れるよう、色合いと技法を手際よく施しています。

パク・ヒョソンさんが国際美術展と芸術博に出品した作品と受賞した賞状の一部

パク・ヒョソンさんのお話です。

「これから人民に大いに受ける作品、真新しくオリジナルで、新しい世代に譲り渡す富になれる作品を創作するつもりです」

（文化―芸術、スポーツ）