誰にも担当医がいる

誰にも担当医がいる

朝鮮では人みなに担当医がいて、一生涯、その世話になっています。病気になれば担当医の往診を請う権利を持ち、担当医には担当地域の住民の検診を行う義務があります。これが法律によって徹底的に保証されています。

朝鮮民主主義人民共和国人民保健法の第3章第28条にはこう銘記されています。

「国は、医師が一定の住民区域を担当し、担当区域に常時出て住民の健康状態を顧み、未病の段階で治療を行う先進的な医療ケア制度である医師区域担当制を強固にし、発展させる」

医師区域担当制は、予防を基本とする社会主義医学本来の要請に合う住民の健康管理制度です。朝鮮では、ピョンヤンから各道、市、郡、里に至るまで全ての地域に医療機関があります。これは医師区域担当制を実施する条件をつくります。

朝鮮で医師区域担当制は1940年代末から始まり、1960年代から全面的に実施されました。医師の戸別担当制を基本とし、その地域の実情に合わせて職場担当制を結びつけて実施する形に発展しました。医師区域担当制の実施により、誰もが担当医の関心の中、出生と共に健康状態や病気の状態を記録する健康管理簿を持ち、科学的な予防と治療をしています。

家庭では戸別担当医から、職場では職場担当医から医療ケアを受けています。また、医師が増えるにつれ、医師区域担当制で担当世帯の数を次第に減らし、医療ケアのレベルアップをはかっています。

医師区域担当制を強めて各種病気の予防対策を立て、住民と勤労者の健康を増進するのは朝鮮労働党の重要な保健医療政策です。

（政策）

• 2024.01.31 医師区域担当制による医療ケアを活発に展開しています