無料治療制の恩恵

共和国では久しい前から完全かつ全般的な無料治療制が実施されています。ピョンヤンから各道、市、郡、里に至るまで医療ケアと衛生防疫のシステムが整然とたてられ、至る所に近代設備完備の医療機関があって勤労者の皆が十分な医療的援助を受けています。

先日、ピョンヤン市第1人民病院を訪れ、人民に与えられている無料治療制の恩恵がどれ程大きいかを改めて痛感しました。ピョンヤン市第1人民病院は、首都市民の健康管理と医療上の便宜を図る総合病院です。

ピョンヤン市第1人民病院治療予防科のムン・サンジュン医長のお話です。

「この病院は1945年10月、朝鮮初の人民病院として開院しました。60年余りの歴史を持っている病院には数百種の医療設備が揃い、首都市民に無料治療制の恩恵がより十分に行き渡るようにしています」

最近、病院の一般外科では、家族ももう駄目だと諦めた患者を完治させました。患者の妻パク・ヨンヒさんのお話です。

「主人は労働者です。病院に運ばれてきた時、私はもう手遅れだと涙ばかり流していました。しかし医師たちは直ちに応急手当をし、協議会を開いて生き返らす対策を講じていました。ビタミンと広域抗生物質など数十の高価薬を与え、多量の輸血をし、各種の検査と2回の大手術をしました。又、担当の医師と看護婦が交代で片時も傍を離れずに見守りました。その真心によって70日ぶりに完治して退院しました」

患者は入院費、治療費、薬代など払いません。全て無料です。このような医療ケアは入院患者に限ることではありません。子供と老人を問わず人皆が無料で定期的に検診と予防接種を受け、医師の方から患者を訪ねています。病気の治療だけでなく療養、静養、休養も無料です。

このように全般的無料治療制によって朝鮮人民はこれからも健康な体で幸せに暮らすでしょう。

2012年の記事

朝鮮では、人々の生命と健康増進のための医療ケアが一切無料で行われています。

祖国解放戦争さなかのチュチェ41（1952）年11月13日、朝鮮では国家負担による全般的無料治療制の実施に関する内閣決定が採択されました。そして、チュチェ42（1953）年1月1日からは、史上初めて全般的無料治療制が実施されました。それ以来、朝鮮人民は、無料治療制の恩恵の下、治療費という言葉も知らずに暮らしています。

チュチェ69（1980）年4月、人民保健法の採択により、朝鮮では、人民の病気治療と健康増進の権利が徹底的に保障され、社会主義保健医療制度を強固にし発展させる法的裏づけができました。

リュギョン歯科病院*1のソ・ヨンチャン副院長は語ります。