森林復旧―再生と福祉の道

森林復旧―再生と福祉の道

森林は、人類の生存と経済発展において無くてはならない貴重な富です。森林資源を保護し、積極的に増やすことの意義と重要性から、国連は3月21日を国際森林の日に定め、毎年この日を機に、各国と各民族が森林造成と保護に積極的に参加することを呼びかけています。

今年の国際森林の日のテーマは、「森林復旧―再生と福祉の道」です。森林は、地球の陸地面積の3割を占めており、陸地に棲む動植物の8割が森林に頼っています。森林は、年間20億トンの二酸化炭素を吸収する主な炭素の貯蔵庫として、「地球の肺臓」と呼ばれています。

世界的に3億人以上が森林に住んでおり、10億人以上が森林に依存して、食糧と住宅、薪炭と収入を得ています。また森林は水の貯蔵と調節機能を持っているので、大水と雨風、日照りによる被害から農作物を守り、土壌の流失を防ぐなど、生態奉仕の機能を果たしています。

今、森林資源の過度の採取で、森林面積が急速に減っており、人間の生命の安全と世界の生物多様性に重大な影響を及ぼしています。これまでの20年間、森林の過度の伐採によって毎年、イギリスの陸地面積に当たる1350万ヘクタール以上の森林が消失し、こうした状態が持続すれば100年そこそこで地球上から森林が完全に消え去ると見越しています。

国連は、世界的に放出する温室ガスの12～20パーセントとエボラウイルスのような疾病発生の31パーセントが、森林伐採に起因すると明らかにしました。このように森林復旧は、世界の人々に課された重要な課題となっています。そこから、今世界的に多くの国が森林造成と保護に国家的な関心を向けています。

朝鮮では朝鮮労働党の大構想によって森林復旧に力が入れられ、多大な成果が収められています。

（フィーチャー）