幼心にも

幼心にも

共和国の多くの学校には、「きれいな心を伝える箱」というものがあります。この前、ソンギョ区域*1サンオプ小学校*2の「きれいな心を伝える箱」には次のような話が入っていました。

「キム・ジンアさんは、昨日、問題を解けずに気をもんでいる私に、自分の大事な参考書をくれました。そして、あなたも私も共に10点満点になろうと言いました」
「先日、キム・ジンアさんとキム・ジュソンさんは、ソポ地区のニュータウンの建設現場に行って、建設者のおじさんたちに励ましの手紙をあげ、歌も歌ってあげました」

4年2組のキム・ジンアさんと2年4組のキム・ジュソンさんは兄弟です。二人とも大きな自慢があります。ご馳走ができたら病気の友達に持っていってあげたことや、夜通し、実力が弱い友達の勉強を助けた話、そして、登校するとき、雨風に倒れた花の木を元通りにした話などなど。

このような自慢話には、母親のパク・オクピョルさんの影の努力が秘められています。パクさんは、子たちが幼いときから礼儀正しく、清らかな心を持つよう気を使いました。

一言の言葉、一つの行動も、子たちの鑑になるよう努めました。祝日には、子たちと一緒に、同じアパートに住む参戦老兵のおじいさんの家を訪ねて祝ってあげました。

いつでしたか、パクさんは、子たちに新しい運動着を着せようとしましたが、娘のジンアさんは、自分はいいから友達に買ってあげようと言いました。そのとき、パクさんは、自分より先に友達を思うのがけなげで、ジンアさんと友達にみな運動着を着せました。

パクさんは語ります。

「うちのジンアには小学校1年のときから今までつけている分厚い日記帳があります。ある日、娘の日記帳をのぞいてみたのですが、そこには勉強もよくし、よいこともいっぱいして国に役立てたいとの気持ちがそのまま書かれていました」

背よりも先に心が育つジンアさんとジュソンさんは学校でも、町でもみなに誉められています。

（文化―くらし）

• 2023.09.30 子供たちの自慢話の集いがありました