危険な戦争謀議

危険な戦争謀議

4月21日、南朝鮮の傀儡合同参謀本部議長鄭承兆が、南朝鮮に来たアメリカ統合参謀本部議長デンプシーと共に北の挑発行為を云々し、共同対応体勢を強化する事を論議しました。アメリカと南朝鮮の軍部トップであるデンプシーと鄭承兆が、4月18日の“アメリカ・南朝鮮軍事委員会会議”から3日目にまたがって謀議を凝らしたのは、尋常ならぬ事です。

会議でデンプシーは北の挑発を口実に、核の傘とミサイル防衛能力など全ての軍事力を動員して南朝鮮を防衛するだろうと言い、鄭承兆はアメリカとの軍事協力で対応能力なるものを高めると相槌を打ちました。周知のようにこの4月12日、アメリカ国務長官ケリーの南朝鮮訪問を機に、アメリカと傀儡集団は北との対話を唱え始めました。

ところがアメリカは非核化を対話の前提条件とし傀儡集団もそれを鸚鵡返しに言いました。それは朝鮮半島の一触即発の戦時状況の責任を共和国に転化し、進んでは対話の名分で共和国の武装解除を図る狡猾な術策です。共和国は、朝鮮半島非核化が世界の非核化と密接に繋がっているという事を明らかにし、南朝鮮傀儡集団とアメリカが心から対話を望むなら、敵視政策を撤回しこれまでの共和国敵対行為を謝罪する事を求めました。

しかし南朝鮮傀儡集団とアメリカは、共和国のこの正しい主張に難癖をつけ、侵略的な核戦争演習である「フォール・イーグル」を更に強行する事で応えました。朝鮮半島に今のような超緊張状態をもたらしたのはアメリカと傀儡集団です。共和国の合法的で平和的な衛星打ち上げを問題視して国連で制裁決議を採択し、それに対応した自衛の核実験をまた問題視して制裁決議を採択したのは、アメリカと南朝鮮傀儡集団をはじめ敵対勢力であり、2ヶ月間も侵略戦争演習を猛烈に繰り広げたのもアメリカと傀儡集団です。

つまりデンプシーと鄭承兆が唱える共同対応体勢なるものは共和国侵略戦争体勢です。いわば共和国を挑発者に仕立てて、何としても侵略戦争を起こすための危険な戦争謀議です。これでアメリカと傀儡集団が持ち出した北との対話というものが世論を惑わすための欺瞞術策に過ぎず、共和国侵略のための核戦争を起こそうというのが一層明白になりました。

諸々の事実は、共和国との共存を拒否し体制転覆を図るアメリカと南朝鮮傀儡集団には言葉が通じない事、侵略戦争を起こそうとの好戦勢力は情け容赦無く懲罰すべきだという事を実証しています。アメリカと南朝鮮好戦勢力は、侵略的な核戦争挑発が招くのは破滅だけだという事をハッキリと知って、濫りに振舞ってはならないでしょう。