テドンガン果樹総合農場

大同江果樹総合農場

テドンガン果樹総合農場は、朝鮮で指折りの大規模な果物産地の一つです。2009年につくられました。果樹園がつくられた当時は百数十ヘクタールでしたが、数年間で1000ヘクタール余りに拡大され、今も増え続けています。

農場には、数十ヘクタールのリンゴの原種場があり、果樹の苗木の生産システムが確立されて、毎年、多くの苗木を生産できる科学的な土台が築かれています。農場では、ヘクタール当り、100トン以上の収穫を裏打ちする先進的な果樹の栽培技術であるV型超密植の栽培に成功しました。

農場の当面の目標はヘクタール当り、50トンのリンゴを生産することです。農場では、高能率の機械設備を皆そろえ、ドロップ方式の灌漑システムを取り入れました。

農場地区には、果物の生産のために設けられたテドンガン養豚工場とテドンガン網工場があります。

養豚工場の液肥が果物の生産に使われ、果物の加工品の残りかすが豚の飼料に使われる、いわば、果樹と畜産のサイクル生産システムが確立したので、テドンガン果樹総合農場で果物の生産をはるかに増やせるのが可能になりました。

テドンガン網工場で生産される網は、異常気象と鳥による被害を極力減らし、果物の生産を増やせるのに役立っています。

農場地区には、果物のチップ工場とテドンガン果物総合加工工場が設けられて、いろいろな果物の加工品が生産されています。

テドンガン果樹総合農場は、朝鮮の近代的な果樹栽培業の発展で重要な意義があるモデル農場となっています。

（経済―農業）