チルボ山の松茸

七宝山の松茸

松茸は秋の松林で育ちます。松茸は白くて太く、独特な香りがするのが特徴で、美味しく栄養価の高い茸です。松茸では揚げ物と蒸し物、漬物など色々な料理を作り、中でも少量の塩とともに焼いた時の松茸の固有の味はなんともいえないものです。

チルボ山の松茸は朝鮮の茸の中で一番と数えられています。チルボ山*1は昔から山と海の美しい景色で有名です。その名のとおり、珍しい7つの宝がある山という意味です。

世界生物圏保護区に登録されたチルボ山の動植物は多種多様です。この一帯には松とくぬぎ、カエデなど820種あまりの植物が分布しており、ここの松林で松茸が多く育っています。チルボ山の松茸は独特な味と香り、高い栄養価で昔から広く知られています。

チュチェ89（2000）年秋、偉大な金正日総書記はピョンヤンを訪れた南朝鮮のキム・デジュン*2大統領とマスコミ各社代表団の人たちにチルボ山の松茸を贈り物にしました。チルボ山の松茸を味わった人たちは総書記の温情に深く感動しました。そして、マスコミ各社は松茸にまつわる話を相次いで報じました。南朝鮮ではチルボ山の松茸の伝説が生まれ、広く伝わりました。

チルボ山の松茸はまさに独特の香りと味、繊細な繊維質をもつ最高の食品として内外に「秋の味覚」と紹介されるほどの名物である、チルボ山は「ハムギョン北道のクムガン」と呼ばれる名山である、北朝鮮では既に1976年、この山を「自然保護区」に指定している、など、チルボ山の松茸とチルボ山にまつわる話の花を咲かせました。

こうしてチルボ山の松茸は名物としていっそう広く知れ渡りました。