チョンリマの時代のように

チョンリマの時代のように

20世紀中ごろ、朝鮮では社会主義建設で奇跡とも言われる飛躍を遂げた時代がありました。歴史にチョンリマの時代と印されています。チョンリマ、千里馬は一日に千里を天かける馬という意味で、速く走ることを象徴します。

当時、アメリカとの3年間の戦争が終わった後で、国の経済状況は困難を極めていました。なにもかも足りなく、ないものも多かった時です。しかし、朝鮮人民は労働党と指導者の周りに固く結集してチョンリマ運動を展開し、社会主義工業化の歴史的課題を14年間で達成しました。

奇跡と偉勲で輝くチョンリマ時代は集団主義と言う気高い精神に根ざしていました。志と情で結ばれた、睦まじく、団結した集団の力は無限大のもので、その力はどんな奇跡をももたらすことができる、これはチョンリマ時代の人たちが生み出した伝統で、精神でした。

社会科学院の研究者である博士ハン・ギョンリムさんのお話です。

「チョンリマ時代の人たちが掲げたスローガンが『一人はみんなのために、みんなは一人のために！』でした。誰もが困難な中に生活しましたが、他人の痛みを自分の痛みと思い、私心を去って助け合い、導き合いながら、いつも全体の利益と発展だけを思いました。その全体がほかならぬ自分たちの暮らす社会で、自分たちの生活する集団でした。そのときの人たちは社会と集団のためなら、自他のことを問わず、他人のことを労わり、ほかのところを助けるのがすなわち、国のためにもっと多くの事をし、みんながそうして生き、働くとき、国は廃墟から立ち直って高く飛び立つと確信していました。その日々に、他人のために血と肉、命までも惜しみなく捧げ、進んで親のいない子供や子のない年寄りの家族となる美しい人間関係についての話も数多く生まれました」

他人のための献身と犠牲で美しく、そのことで世人を驚嘆させる奇跡をもたらし、社会主義強国の土台を築いたチョンリマ時代でした。その偉大な精神を受け継いで、朝鮮をより強大な国に、栄える国にしようというのが朝鮮人民の確たる意志でした。

集団主義の威力で、朝鮮人民は長期に渡る敵対勢力の執拗な押しつぶし策動の中でも社会主義建設を促し、パンデミックの突然の保健危機も乗り越えました。

「一人はみんなのために、みんなは一人のために！」というスローガンを掲げて、誰もが助け合い、導き合いながら、喜びも悲しみも分かち合い、集団主義の精神をより高く発揮しています。

（政治―その他）