チャンゴの踊り

チャンゴの踊り

チャンゴは、中央部分が細くすぼみ、その両端の円形の面に異なる皮を張ったリズム楽器です。これをうちながら踊るのを｢チャンゴの踊り｣と言います｡チャンゴの踊りは歴史が古く、民族色豊かな伝統の踊りの一つです。

社会科学院のフォークロア研究所のキム・ソンヨンさんのお話です。

「昔から朝鮮人民に好まれたチャンゴの踊りは、農楽の舞のはやりと共にその表現手法も発展しました。農楽の舞の演奏を担当したチャンゴの打ち手が、チャンゴを打ちながら軽快な拍子で踊ったりして興をそそるのでとても人気でした」

チャンゴの踊りはテンポの速い拍子と多様な舞踊動作が調和することで、民族の情緒溢れる朝鮮特有の伝統舞踊となっています。チャンゴの踊りのユニークなリズムと技法は今、現代感覚に合うよう豊かに発展して様々な舞踊に広く取り入れられています。

ちなみに農楽の舞は農民の楽しい踊りで､それは､軽快なメロディーと頭のリボンを回す踊りなどの､とてもユニークなものです。

（観光）