その許で英雄になる

その許で英雄になる

今、朝鮮の女性たちは国と社会の発展を促す上で自分の役目を果たしており、また甲斐ある人生と幸せもその道に求めています。ピョンヤンに住むチェ・ジョンシムさんもその一人で、83歳の高齢になる今も英雄称号を受けた助産婦とみなに親しく呼ばれています。

チェさんは19歳の娘の時、山間部のある郡の病院に助産婦として就職しました。郡内の妊婦を一人一人訪ねて出産を助け、時には重態に陥った患者のため献血したりして真心を尽くしました。

就職から3年目に、偉大な金日成主席の臨席の下に行われた全国保健医療部門アクチブ会議に招かれ、演壇に立ちました。そして治療の過程に得た経験を話して、郡内のどの女性の出産も十分助けることができる、助産にもっと精を出すと決意しました。その話を詳しく聞いた主席は、真っ先に拍手し、高く評価しました。

チェさんのお話です。

「金日成主席は人民のために立派なことをしたと評価し、私の両手を取って、一緒に記念写真も撮りました」

当時22歳のチェさんは労働英雄のメダルを胸につけて、故郷に帰りました。その後、ピョンヤン医科大学を卒業し、結婚した後も妊婦と新生児のために尽くしました。チュチェ69（1980）年3月から、金日成主席と金正日国防委員長の関心の中、建てられたピョンヤン産院で数十年間、産科の医長を勤めました。その日々、8万人以上の妊婦の世話をして新生児を出産させ、重態に陥った数百人の患者を蘇らせました。

金正日国防委員長はチェさんのことを度々思い起こし、何度も誕生日祝いの贈り物を送りました。その信頼と恩情は、人生の黄昏を迎えたチェさんに尽きない情熱を与えました。

68歳の時も教鞭をとって、現職の医療従事者を教え、多くの臨床治療関連の技術書と新しい教授方法を探究しました。わけても、無痛分娩についての研究を深めて、博士号を取得しました。

金日成主席と金正日国防委員長の許で、往年の山間部の助産婦が英雄称号の受賞者、博士、助教授として一生を輝かせました。

（フィーチャー）