「トゥ・ドゥ」結成の日々に

「トゥ・ドゥ」結成の日々に

チュチェ15（1926）年10月17日、「トゥ・ドゥ」、打倒帝国主義同盟が結成されました。これは朝鮮人民の全ての勝利の組織者であり、導き手である朝鮮労働党の発展の歴史に、党のルーツとして記されています。「トゥ・ドゥ」結成88周年の日を迎え、朝鮮人民はその歴史の日々を感慨深く思い起こしています。

「トゥ・ドゥ」の結成は、偉大な金日成主席が同志、志を同じくする人たちを一つに結集させる過程にもたらされた貴い結果でした。同志獲得の闘いは、華成義塾という学校で革命活動を行っていたチュチェ15（1926）年から始まりました。同志とよく交わり、多くの同志がいなければならないと言うのは父である不屈の革命家キム・ヒョンジク先生の遺言でした。いかに正しく立派な目的を持つ人であっても、生死を共にする同志がいなければ遠大な志を達成できないということを信条とした主席は、華成義塾で闘いの新しい道を模索する一方、志と生死を共にする人たちを一人一人結束させました。一人の同志を得るために夜道も歩き、同志たちを団結させるために先進思想の本も購入し、新思潮志向の討論会もたびたび開きました。志を共にする同志が増えるにつれ、主席は同志たちをどのように結束させて革命を行うかを模索しました。

チュチェ15（1926）年9月末の集いで主席は同志たちの前で組織の必要性に触れました。主席は国を解放させ、働く民衆が幸せに暮らす世の中を造るためには遠く険しい道を切り開かなければならない、われわれが隊列を増やし、頑強に血戦を交えるなら勝利を収められる、組織結成の後、大衆をその周りに結集させ、目覚めさせ、その力で国を解放しなければならないと言いました。そしてわれわれが作る組織は新しいタイプの革命組織である、われわれは自分の全てを革命に捧げて戦ってまた戦うことで満足するだろうと言いました。

その後、主席の指導の下、組織結成のための手落ちのない準備活動に基づいて、10月10日、予備会議が開かれました。会議では組織の名称と性格、闘争綱領と活動規範について討議されました。それから一週間後のチュチェ15（1926）年10月17日、正式に組織を作るための会議が開かれました。テーブルもない質素なオンドル部屋での会議で、主席は新しい革命組織の結成を厳かに宣言しました。この日の会議で組織の名称を「打倒帝国主義同盟」、略称「トゥ・ドゥ」にすることに決定しました。

「打倒帝国主義同盟」は反帝、独立、自主の理念の下、民族解放、階級解放の実現のため、社会主義を目指す新しい世代の青年が歴史の渦中で生み出した純潔で斬新な新しいタイプの政治的生命体でした。「打倒帝国主義同盟」が結成された歴史のその日、主席は日本帝国主義を打倒し、世界に搾取と抑圧のない新しい世の中を作ることを明らかにしました。それは初めて朝鮮革命の進路を明らかにした主体的な革命綱領であり、朝鮮人民を民族的、階級的解放のための真の革命の道へと力強く励ました戦いの旗印でした。

「トゥ・ドゥ」をルーツに、朝鮮労働党が創立されました。「トゥ・ドゥ」の結成は、朝鮮革命の新しいスタート、根源となり、そこから朝鮮労働党の綱領が生まれ、党建設と活動の原則が作られ、党創立の根幹が育成されました。「トゥ・ドゥ」の結成から、朝鮮革命は自主性の原則に基づいて新しいスタートを切りました。「トゥ・ドゥ」の理念は今も変わっていません。偉大な金日成主席と金正日総書記の革命偉業をそのまま引き継いでいる敬愛する金正恩元帥の導きの下、「トゥ・ドゥ」の伝統は今に継がれ、共和国の行く手に明るい展望が開かれました。

金正恩元帥を戴く朝鮮労働党が朝鮮革命を成功一路へと導き、先軍で固められた必勝不敗の一心団結と軍事力、強力な自立経済があるので「トゥ・ドゥ」の理念は必ず実現するでしょう。