![[PukiWiki]](image/pukiwiki.png "[PukiWiki]")
キムチは古くから朝鮮人民の食生活に欠かせない伝統の食べ物です。白菜と大根等の野菜に色々な薬味と塩辛などを混ぜ入れてつけたものですが、乳酸の発酵によるつーんとしたさわやかな口当たりはキムチ独特のユニークな味です。
キムチは朝鮮人民の食生活と切り離して考えられない副食物です。キムチの種類は数十種で、季節的に見ますとやはり冬にキムチを一番たくさん食べます。
キムチの美味しさは最初の塩漬け加減によって左右されます。10パーセントの塩水に24時間ほど漬けて白菜をしんなりさせますが、それ以上漬けてはだめ、甘みが抜けてしまうんです。そして味の決め手は、白菜に塗りつける薬味の量をちゃんと決めることです。
白菜100キログラムに唐辛子粉は2キログラム、ねぎは2キログラム、にんにくは500グラム、ショウガは200グラムほど、塩辛はすけそうだらやえびのものを1キログラムほど入れます。
真っ赤な唐辛子色の薬味を白菜の葉の間にまぶすようにはさみ、キムチ用の大きなかめに隙間なく並べて漬け込んだあと、2、3日してキムチの水を入れ足します。キムチの水として牛や鶏の骨を煮て塩で味付けして入れます。
見た目にも食欲をそそる鮮やかな色、さわやかな口当たりと独特の風味、これこそ朝鮮のキムチの特徴です。
キムチに健康によい各種の栄養分が多く含まれていることが既に科学的に確証されました。それで朝鮮のキムチは世界5大健康食品の一つに認められています。
チュチェ102（2013）年10月末に行われた第1回アジア食品祭典で朝鮮の伝統の食べ物キムチに金賞が授けられました。代を次いで伝えられるキムチは今も朝鮮人民の食卓を賑わしています。
さて、訪朝なされば皆さんも本場のピョンヤンでキムチを一度ご賞味してみてはいかがでしょうか。
キムチと言いますと、皆さんもご存知でしょう。昔から朝鮮人民が好んで食べた朝鮮ならではの伝統の食べ物ですが、今は国内だけでなく世界的にも有名な食べ物です。
キムチは、白菜、大根などいろいろな野菜に調味料と塩辛を混ぜて漬けて乳酸発酵させた野菜加工食品です。キムチは、朝鮮人民の食生活で欠かせない副食物です。
朝鮮民俗博物館の研究室主任キム・ミョンシムさんは語ります。
「キムチという言葉は、チムチェ、またはチムジャンといって漬けて貯蔵すると言うことから由来しました。昔の記録によりますと、今から2千年前に大根とサラダ菜など野菜が栽培されていましたし、塩に漬けた貯蔵食品と発酵食品が進んでいたといいます」
特に朝鮮人民は冬にキムチを良く食べました。冬が何ヶ月も続く朝鮮では、越冬用にキムチをつけるのが昔から年中行事の一つとされてきたのです。ですから、朝鮮では毎年11月になると、家々で冬の丸ごとの白菜のキムチをつける異色の風景が広がります。
キムチをおいしくつけるには、先ず、白菜の塩漬けが重要です。10パーセントの塩水に一日程度漬けますと、白菜の葉が折れないくらいにやわらかくなり、甘味が出ます。
次に、キムチの具もよく調合しなければなりません。真っ赤な具を白菜の葉っぱにまんべんなく塗りつけてキムチのカメに段々に入れた後、2、3日過ぎてキムチの汁を作って注ぎます。汁は、牛の骨の脱脂したスープ、あるいは鶏のスープに薄く塩味をつけたものなどです。
赤く透き通った色合い、すっきりした味、独特な香り。これは、どの国の食べ物にも無い朝鮮のキムチ独特のものです。
誰もが好んで食べる伝統の食べ物である朝鮮のキムチは、今、世界的な人気を集めています。朝鮮のキムチには、体に良いいろいろな栄養分が多く含まれていると言うことが科学的に確証されました。そのなかでも一番多いのがビタミンCです。それで、朝鮮のキムチは世界5大健康食品のひとつに認められました。
朝鮮では、キムチを工業的方法でも作りますが、家庭では各自の口に合わせて漬けます。
祖先代々伝わるキムチは、今も朝鮮人民の食卓をにぎやかにしています。
 |
 |
 |
 |
 |
