2022年の科学技術競争

2022年の科学技術競争

朝鮮では今年5月から科学研究機関同士、大学同士の科学技術競争が始まりました。12月まで続く2022年の科学技術競争の目的は、国家経済の自立性を強め、人民生活の向上に実質的に役立つ科学技術の成果をより多く出すことです。

国家科学院と重要部門の研究院、研究所、そして金日成総合大学とキムチェク工業総合大学を含めて多くの大学が競争に加わっています。今、締め切りの段階にある競争の成功のために、国家科学技術委員会は全ての参加者がより確実な研究の結果を出すよう手配を綿密に行いました。

先ごろ、国家科学院の製鉄研究所では、チョンリマ製鋼連合企業所の鋼材生産に進んだ技術を導入しました。家禽研究院のチョンジュ養鶏研究所でも年間の産卵率を最大に増やせる優良品種を育種し、その導入に本腰を入れています。

電力工業省の電力情報研究所、医学研究院の医学生物学研究所と薬学研究所、中央計量科学研究所など多くの研究所でも年末に入り、高い実績を上げています。

各大学でも競争に熱を入れています。金日成総合大学とキムチェク工業総合大学では学部と研究所同士の競争を行い、色々なテーマの研究で実績を上げています。その他、ピョンソン石炭工業大学と理科大学、ハムフン化学工業大学とウォンサン農業大学など多くの大学でも、経済発展と人民生活の向上に実質的に役立つ研究の結果を出すため勢い込んでいます。

科学教育部門の多くのところが加わる大規模な2022年の科学技術競争は、国の科学技術力をアップさせる契機になることでしょう。

（文化―科学技術）