12月が伝える話

12月が伝える話

偉大な金正日総書記への偲ぶ思い募るばかりの12月です。12月ともなりますと、一年中、雨と雪に打たれながら現地指導を続け、列車の中で殉職した総書記がいっそう偲ばれてなりません。晩年に総書記は、とても疲れましたが、いっそう勇気を奮い起こして多くの所を訪ね、また多くの人々に会い、これまでよりもっと多くの業務を処理しました。

チュチェ99（2010）年12月、ハムフン*1とムサン*2、ヘリョン*3とチョンジン*4、ピョンヤン*5とヒチョン*6など、国の至る所を訪れた総書記は翌年の12月中旬まで一時の休息も取らず、現地指導を続けました。

チュチェ100（2011）年12月、総書記は雪道を掻き分けて、ハムギョン南道*7の軽工業工場を訪れ、地元に豊かな資材で人民に好まれる製品を立派に作ったと評価し、ピョンヤンのケソン青年公園*8遊園地を訪れては勤労者が喜ぶだろうと満足げに言いました。冷たい風が吹き、雪が降っていた冬のある日、休息を取ることを重ねて勧める周りの人たちに、私はまだまだ訪ねる所が多い、私が行ってこそ国中に勝利の炎が燃え上がるようになると言った総書記の言葉は今も人々の胸を強く打っています。

チュチェ100（2011）年12月15日、総書記が訪れたクァンボク地区商業センターに勤めるキム・オクポンさんはこう話します。

「金正日総書記は人民が一番好むのは何か、人民が好んでこそ正真正銘の製品だといえる、われわれ労働者が作った商品を沢山売って上げなければ、と念を押しました」

この地の12月は総書記のこのような労苦の中、流れました。最も高潔で献身的な生涯を通じて人民の幸福を花咲かせ、国の繁栄のための万年の土台を築いた不世出の愛国者金正日総書記。朝鮮の12月は朝鮮人民がどんなに偉大な指導者の下で深い恩愛と信頼を受けてきたのか、また、その指導者を歴史に永遠の姿としてどのように記したかを伝えています。