青少年向けの出版社が歩んで来た道

青少年向けの出版社が歩んで来た道

ピョンヤンにクムソン青年出版社があります。出版社で発行しているいろいろな図書、新聞、雑誌は青少年にとってよい教科書、生活の親しい道連れとなっています。クムソン青年出版社の発展の歴史にもペクトゥ山の不世出の偉人たちの細やかな導きが秘められています。

クムソン青年出版社の編集長補佐ラ・ヒョンチョルさんのお話です。

「偉大な金日成主席は新しい世代の世界観の形成での出版物の役割を洞察して、国が解放されたばかりのチュチェ34（1945）年11月に青少年向けの出版社を設けました。その後、出版社は主席と総書記の深い関心の中、総合的な青少年出版社に発展しました。祖国解放戦争が終わった翌年のチュチェ43（1954）年5月のある日、今のクムソン青年出版社と青年前衛新聞社の前身である民主青年社を訪れた偉大な金正日総書記は出版社が指針とすべき貴重なことを教えました。この日、総書記は金日成主席の青少年時代の話をよく編集して青少年を知・徳・体を兼ね備えた革命の人材にしっかり育てることに寄与することと青少年出版物の刊行での根本の問題を明らかにしました」

その後も総書記は、折に触れてクムソン青年出版社は青年学生を相手にしているとても重要な機関だとして格別の関心を払いました。総書記は、本は無言の師で、青少年の間で本をたくさん読むようにするのが重要だとし、そうするためには良い本をたくさん出版すべきだと教えました。そして、出版と印刷に必要な設備を整えるよう措置も取り、クムソン青年出版社が総合的な青少年向けの出版宣伝の場になるよう導きました。

新しい世代を重んじ、未来を愛した金日成主席と金正日総書記の崇高な意をそのまま引き継いだ敬愛する金正恩元帥によって青少年向けの出版報道と宣伝活動は活気を帯びています。チュチェ101（2012）年3月、クムソン青年出版社で出版された本を見た金正恩元帥は本を立派に書いたと高く評価し、その本を書いた人たちの労も計らいました。

そして、発展する時代の要請に即して、いろいろな電子書籍と目で見る資料も新たに作るべきだとし、その方向と方途も詳しく教え、チュチェ104（2015）年3月は、モダンな出版設備を配慮しました。次の世代のためには、何も惜しんではならないという金正恩元帥の気高い思想によって青少年出版活動では巨歩の進展が見られています。

クムソン青年出版社は今後とも立派な出版物を多く出して、青少年をチュチェの革命偉業のたくましい継承者に育てるのに役立つことでしょう。