電子娯楽館のカーテンにまつわる話

電子娯楽館のカーテンにまつわる話

ピョンヤンのルンラ人民公園*1に電子娯楽館があります。

娯楽館には、狩猟、オートバイ競走、戦車対戦、スノーボード、ボート・レース、競馬など数十種のゲーム機器が揃っています。子供だけでなく、大人も興味をそそる娯楽の世界に浸ります。

この娯楽館にも、敬愛する最高指導者金正恩委員長の熱い思いやりが秘められています。チュチェ102（2013）年9月のある日、金正恩委員長がオープンして間もない娯楽館を訪れました。

嬉しい気持ちでゲーム機器を1つ1つ見て、その使い方の説明をはじめ娯楽館の利用でヒントとなることを教えていた金正恩委員長は、ふと、日光が差し込む窓に目をやりました。

電子娯楽館の班長チェ・ソンヒさんのお話です。

「ご覧のように、この娯楽館は南の方に面しているので、両側の窓から日光が差し込みます。直射日光が入る窓を見ていた金正恩委員長は、電子娯楽は画面を見てやるものだから、日光が差し込んでくると不便だろうと言いました。ここに来る人はもちろん、娯楽館の人もその当時はそれに気付いていませんでした。ただ日差しがよいので部屋が明るいことに満足しただけで、それが娯楽に及ぼす影響までは思いつかなかったのです。しかし、人民の便宜を優先させている金正恩委員長は日光が差し込む時、人々が感じる不便についてすぐに把握し、その対策を講じるようにしたのです」

こうして、電子娯楽館の窓にはカーテンが引かれたのです。

人民の幸せと喜びのための金正恩委員長の熱い思いやりは、この電子娯楽館だけでなく、ルンラ人民公園の隅々に秘められています。

（今日の朝鮮）