重量挙げの強豪

重量挙げの強豪

2度もオリンピックの栄冠に輝いた女子重量挙げのリム・ジョンシム選手は朝鮮民主主義人民共和国労働英雄と人民スポーツマンの称号も受けました。

2011年世界ユース重量挙げ選手権大会の女子63キロ級ジャークで優勝し、専門家とファンの注目を引いたリム選手は、翌年の第30回オリンピック競技大会の女子重量挙げ69キロ級で金メダルを獲得しました。その功労が買われ、朝鮮民主主義人民共和国労働英雄の称号が授けられました。

小成に驕らず、発奮してチュチェ102（2013）年に行われた第6回東アジア競技大会の女子重量上げ69キロ級の細部種目と総合成績で記録を塗り替えました。チュチェ105（2016）年は第31回オリンピック競技大会の女子重量上げ75キロ級でまたもや優勝し、オリンピック2連覇を果たしました。

国と人民の信頼と期待に金メダルで報いようとの一念に燃え、チュチェ106（2017）年の第29回夏季ユニバーシアードで、翌年の第18回アジア競技大会と2018年国際重量上げ連盟世界選手権大会で立て続けに金メダルを獲得しました。

今年に入って、またもや、強豪としての実力を示しました。2019年アジア重量挙げ選手権大会の女子76キロ級で世界新記録を相次いでマークしたのです。リム選手はスナッチで1回目と2回目を成功させ、続けて123キロにチャレンジして世界記録を塗り替えました。また、ジャークで1回目と2回目を成功させ、トータル275キロで世界新記録を立てました。

同じ競技で世界新記録を相次いでマークした例は稀なので専門家はすっかり感心しました。ところが、3回目は専門家をあっと言わせました。3回目も成功し、トータル278キロという世界新記録をまたもやマークしたのです。

2度もオリンピックの金メダルを獲得したリム・ジョンシム選手、そのトレーニングスーツはいつも汗でびっしょりと濡れています。

（今日の朝鮮）