進んで実践する

進んで実践する

自力更生の精神で万難を排するのは、朝鮮で当然の仕事ぶりとなっています。ピョンヤン鉄道工場の人たちも技術開発の高い目標を立て、工場の技術力でその実現に向けて粘り強く取り組んでいます。

何ヶ月前、工場の協議会では、鉄道の輸送能力と通過能力を高めるためには、新しい設備の開発と生産が不可欠だとの結論を出しました。支配人のカン・ドゥチョンさんは、工場の実情を1つ1つ改めてチェックして、このような決心を下したのです。

このほど中周波誘導炉が取り付けられ、熟練工の顔ぶれも揃い、工作機械もある。こうした状況下で、私たち管理職が率先して資材を確保し、技術上の解決策を見出すなら、現存の生産を早めながら新しい設備を開発し生産することもできる。その決心に全員賛成でした。

その後、工場では、輸入に頼っていた各種の設備と部品の開発と生産に取り掛かりました。ジャッキの製作ひとつだけを見ても、輸入製品より遥かに軽量で性能の高いものを作るのは容易でなく、予想外の難問も多々ありましたが、試行錯誤を重ねた末、ついにその製作にこぎつけました。自分の力を信じて取り組むならどんな設備も問題なし、という自信を持って、各種の設備と部品の開発と生産を同時に進めました。

カンさんを始め管理職は資材の供給に力を入れる一方、設備の設計や材質の研究を専門機関に依頼しました。また、熟練工たちと共に夜通し頭を絞り、実験に没頭するよう生活の隅々まで関心を向けました。それに力づけられた熟練工たちは、木型と鋳造、鍛造、板金などの作業にいっそう熱を入れました。こうして、難しく思われていた開発と生産の目標は6ヶ月でやり遂げられました。

カンさんのお話です。

「自分の力を信じて取り掛かるなら、実践する意欲にも燃えるものです。これからも現存の生産土台を強めて、鉄道運輸の発展に役立つ新しい設備の開発と生産に励むつもりです」

（今日の朝鮮）

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