農民の世紀にわたる願いを叶えてやるため

農民の世紀にわたる願いを叶えてやるため

3月5日は朝鮮で土地改革法令が公布されてから73周年になる日です。偉大な金日成主席は日本帝国主義者に奪われた国を取り戻した直後、民主改革の第一歩として土地改革を実施する構想を暖め、その実現のため多忙な日々を送りました。

各地の農村を訪ねた主席は農民の生活について詳しく見聞きしました。畑の縁や貧しい農家で、また、西海岸の辺鄙な村で農民の素朴な話に耳を傾け、農村の全般的な実態と農民の要求が何かを把握しました。

サムソク区域*1チャンスウォン*2協同農場の主任技師シン・チュンソクさんはこう語ります。

「各農村を訪れて農民と話し合った金日成主席は1946年2月26日、ここサムソクも訪れました。主席は日本帝国主義者と親日派、民族の裏切り者、地主の土地を無償で没収して耕作する農民に無償で分配する原則で土地改革を実施すべきだとし、そうすれば、農民が土地の主人となり、自分の土地で思う存分農業を営むことができるだろうと言いました」

到底信じられない夢のようなことに農民は言いようのない喜びに包まれました。主席の労苦により、複雑に入り組んでいた農村の階級的関係と土地の所有関係、土地に対する農民の世紀にわたる願いが反映された土地改革法令が1条1条完成しました。

チュチェ35（1946）年3月5日、朝鮮では土地改革法令が公布されました。これは朝鮮で農民問題、農業問題の解決の新たな歴史を開いた大きな出来事でした。

シン・チュンソク主任技師はこう語ります。

「数日後、金日成主席は又もや、サムソクの農村を訪れました。主席は土地改革をどう実施しているか調べに来たとし、農村委員会で土地改革の実施で収めた成果を評価し、考え及ばなかったことも指摘しました」

この日、金日成主席は地主の家で長い間、下男暮らしをした年寄りたちにも会い、さげすまれ、虐げられて来た涙ぐましい話も聞きました。そして、種子と肥料、農機具の全てを国がまかなうから、何の心配もなく農業に励むようにと言いました。

この日、また主席は長い間、地主の家で下男暮らしをしたパクと言う年寄りが地主の大きな屋敷で暮らすようにし、「パク・チャンバン」という門札まで直接書いて大門の柱に付け、パクさんの耕地を表す杭まで直接打ち込みました。

金日成主席が公布した土地改革法令によって、土地の主人になりたかった農民の世紀にわたる願いが叶えられました。

（偉人伝）