誰もが発明家になれる

誰もが発明家になれる

ピョンヤン市地場産業管理局が管轄する工場補修事業所に発明家、創意工夫の名人と呼ばれる労働者のペク・チョルチンさんがいます。

同僚のキム・グムソクさんのお話です。

「作業班でペク・チョルチンさんは、労働者の発明家と呼ばれています。現場で新しいことに着目し、奇抜なアイディアを出す時は、私も見習わなければ、と思っていますが」

これまでペクさんは複数の価値ある発明と考案を出して仕上げ建材の多様化、多種化に役立てました。進取の気性に富み、探究心旺盛なペクさんは時間を惜しんで建材工業分野の技術書を耽読し、知識の塔を着実に築きました。

ペクさんが初めて考案したのは電磁石ギアクラッチを利用した自動スライディングドアでした。専門家の意見を参考にし、独力で技術上の難問を一つ一つ解決して、自動スライディングドアを製作しました。これは第16回国家発明展覧会で銀メダルに輝き、特許が下りました。

ペクさんはこれに慢心せず、新技術を編み出すため思索を重ね、情熱を傾きました。その過程に赤外線センサーつきの自動開閉式ドアと自動玄関ドアを考案して、全国的な仕上げ建材部門の科学技術の成果の展覧会で相次いで最優秀の賞状を授かりました。最近は、センサー付き体温計と手の消毒器を結びつけた自動ドア、自動円形スライディングドアを考案して、再び発明証書を授かりました。

発明といえば専門家のことと思うのが一般の常識です。

現実と時代が求める問題を解決しようと決心すれば、誰もが発明家になれる、ということです。

（今日の朝鮮）