誇らしい青年科学者

誇らしい青年科学者

国家科学院の情報科学技術研究所には、朝鮮式の分散型制御システムを開発した頼もしい青年科学者たちがいます。

研究室主任キム・リョンドンさんのお話です。

「分散型制御システムは、装置と操作システム、工程資料の獲得と制御のためのプログラム作成道具、工程監視と管理のためのプログラム作成道具を始め装置とソフトウェアが一体化した現代的な設備であり、世界的に見てもいくつかの国だけが開発しているものとなっています。私たちは、経済の発展を自慢する一部の国の独占物となっているこの設備を自力で開発することを決心しました」

研究所の青年科学者たちにとって分散型制御システムは、経験もなく、また、他人の援助もない状態で開発しなければならない難しい課題でした。けれど、ここの人たちは自強の道だけが共和国、朝鮮民族の尊厳を守り、強盛国家建設の活路を開く道であることを自覚し、あくまで自分の方式で研究を進めました。

操作システム構築のための処理機の製作に先ず力を入れ、制御と通信を可能にする応用プログラムの環境作りの研究と実験を重ねました。また、大規模なソフトウェア開発の経験はありませんでしたが、大胆に決心し、システムの性能を満足させるためのアルゴリズムの研究に取り組みました。その過程に専用操作システムはもちろん、モデム、遠隔資料の入力と出力装置を始め部分装置も自力で製作する成果を収めました。

「私たちが開発した分散型制御システム『ミレ102』は、システムが安定し、保安をしっかり実現できるメリットがあります。また、応用プログラム作成道具は、各操作システムでも利用できるので、朝鮮式の操作システムに基づく生産工程制御システムの構築にとても効率的です」

今、研究所の青年科学者たちは、世界を先んずる自信に満ちて分散型制御システム「ミレ102」の性能アップを図っています。