訪朝客の目で見た朝鮮1

訪朝客の目で見た朝鮮

「すばらしい、驚きに等しいとしか言いようのないのが残念だ」
「朝鮮に来てみれば、誰でも現実がはっきり分かる」

これは訪朝客の一様な声です。

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第1回「リュウォン・シューズ工場」

こちらは柳原シューズ工場です。自分の力と技術で建てたものなので、また生産される製品が朝鮮人民の好みと趣味に合う物なので、好評を博している工場です。

この頃は大勢の訪朝客がこの工場を訪ねています。先日、アジアの著名人代表団の一行がこの工場を訪れました。代表団の殆どが初の訪朝です。

一行は先ず、工場の沿革紹介室を見ました。30年前、朝鮮では初の射出運動靴の生産工場として建てられたその時から今までの沿革と、特に昨年、設備の大部分を国産の現代的な設備に一新した事に代表団の皆は感動の面持ちでした。

「制裁の中で工場の現代化を実現したというのだから、本当に驚きだ」
「設備の87％が国内で作ったというが、ハイレベルだ」

生産と運営の全ての設備がリアルタイムで看視制御される省エネ型の統合生産システムと、オートメ化、ライン化が実現した各生産工程に、もっと驚きました。特に製靴ライン、レーザー裁断機、サイホン印刷機、ショック実験用の機械等、朝鮮で作った現代的な設備の前で釘付けになりました。

「この工場で働く労働者は何人ですか？」
「ここで、私たちが見た機械は、国産品ですか？」

多分、工場の現状が信じられないようです。朝鮮に対する歪曲された宣伝だけを聞いて来たこの人達にとって、これら全ては想像も出来ない事でした。

インドネシア対外政策協会コーディネーター・ディノ・パッチ・ドジャラル*1さん。

「金日成総合大学を見学したとき、大学の人たちが朝鮮では科学の発展に重点を置いていると言いました。ここで私は、製靴工業の発展にハイテクが多く適用されていることを見ました。シューズの質が高いのが気に入ります」

ベトナム政策分析センター局長ハ・ツアンさん。

「私は、このシューズ工場の見事な発展振りと生産正常化について知りました。訪朝して何日も経っていませんが、私の考えでは、朝鮮についてもっとよく知るためには、もっといなくてはと思います。私は、この向上の技術のレベルの高いことに深い感動を覚えました。この工場は、発展の潜在力が豊富です。見ただけでもシューズが履きたくなります」

生産現場だけではありません。労働者の誰もが最新科学技術を習得出来るよう設けられた科学技術普及室と色も形もバラエティーなシューズの展示室、バスルームとプール等の文化施設も感嘆を誘います。

カンボジア人口・社会科学研究所副総局長プロム・デビーさん。

「ここに来てみて本当に良かったです。ここのシューズの色と質、形はバラエティーに富んだものばかりですね」

インドネシア対外政策協会コーディネーター・ディノ・パッチ・ドジャラルさん。

「労働者に働きかけて技術を積極的に活用し、自分の生産品と管理システムについてより多く知るようにするのは、本当に良いことですね。これは、普通のことではありません。本当にすばらしいです。労働者のための立派な文化施設が整えられていることにも深く感動しました。立派なつくりの部屋とプール、バスルームなどは、共和国で労働者に幸せで文化的な生活条件を作ってやるため大きな力を入れている事をそのまま見せるものです。それで私は、カメラに納めました。すばらしいシーンになるでしょう」

他力本願ではなく自分の力と方式で今日と明日を作り出すこの工場は、代表団の皆さんに深い余韻を残しました。

ミャンマー人道対話研究所のタイ代表アダム・クーパーさん。