英雄が歩む道

英雄が歩む道

困難な時や幸せな時、また若い時や年取った時も変わることなく国のための道一筋に生きると言うのは決してたやすいことではありません。しかし共和国の多くの人々がそのような道を歩んでいます。ピョンヤン市*1ソソン区域*2のチュンシン*3という町に住むチェ・ソンパルさんもその中の1人です。

チェさんは1950年代初めのアメリカの侵略をを退ける朝鮮人民の偉大な祖国解放戦争に参加した人、国から祖国統一賞と共和国英雄の称号を授かった人です。戦争の時は国と人民のために青春も生命もためらうことなくささげ、戦後の復興建設の時やその後の社会主義建設の時も国の繁栄のためにすべてを尽くしました。人生のたそがれの今も青春時代のその精神で生きています。

共和国では国のために血を流して戦った戦争参加者を尊敬し、真心尽くしてかえりみるのが社会の流れとなっています。だれもが戦争参加者を国の誇りとみなし、心から思いやっています。

共和国英雄チェ・ソンパルさんのお話です。

「みなが尊敬し、いたわるたびに戦争参加者としての誇りを感じますね。また戦争参加者らしく、英雄らしく立派に生きよう、と気を引き締めています。金正恩元帥は私たち戦争参加者を大事にし、また回りの人たちも戦争参加者のおじいさん、英雄のおじいさんと呼んで尊敬しているのにただ休んでばかりいるわけにはいかないでしょう。何しろ、私は英雄じゃありませんか」

ピョンヤンに建てられた多くの建造物にはチェさんの努力も秘められています。祖国解放戦争勝利記念館の建設の時には一シャベルの土でも自分の手ですくいたい思いで家族といっしょに毎晩、建設現場に赴き、軍人たちの仕事を手伝いました。その傍ら、戦争の時の歌も歌って軍人たちを励ましました。そして休むことを勧める軍人たちに笑顔で自分も除隊軍人だと言いました。

今、チェ・ソンパルさんは「私の人生の道」と題した本を書いています。チェさんの自叙伝とも言えるものです。本を通じてチェさんが新しい世代に言いたい話があります。生き甲斐ある人生とは何か、それは変わることなく国のための道一筋に生きることだ、と言うことです。