苦労と楽

苦労と楽

苦労と楽とは相異なる概念です。けれども、偉大な金正日国防委員長は、一生、人民のための苦労を楽に、幸せに思い、全てを尽くしました。

チュチェ87（1998）年12月のある日、金正日国防委員長は、私の喜びはいつも人民の幸せにある、人民が幸せに暮らせるなら何も惜しまないと言い、こう続けました。

私が今、毎日のように工場と企業など各部門の現地指導を続けるのも人民の幸せのためだ、私は現地指導で日々を送るので、一日とて安らかに眠ったことがない、せいぜい現地指導の途上の車の中で少し目を瞑るだけだ、私はこのように過ごしてきたので今はそれが癖になり、ベッドで眠るのがかえって窮屈である、車の中で転寝をするのが一番の睡眠で休息である・・・私はこれを苦労と思ったことがなく、かえって大きな誇りと思い、生き甲斐を感じている、良く眠れず、三食三度の食事も取れずに仕事をしていても、人民の暮らしがよくなったとの話を聞くときは疲れも吹っ飛んで力がわいてくると言いました。

1998年といいますと、数年続きの自然災害と敵対勢力の押しつぶし策のため、朝鮮人民が苦難と試練を経ていたときでした。

酷寒が続いた1月のある日の深夜、国防委員長を乗せた列車が北部のチャガン道*1に向かっていました。いつの間にか夜が明けはじめましたが、国防委員長は仕事から手を離しませんでした。随員の一人が、少しでも休むようにと願い出ましたが、国防委員長は、ありがとう、これから先、人民がみなよい暮らしをするときは、今日のことを昔話のように思い起こしてみよう、と言いました。

早朝、チャガン道の道都カンゲ*2に着いた国防委員長は、少しも休まずに新築された中小発電所などを見ました。数日間、このようにチャガン道の19箇所を現地指導したのです。常に列車を執務室、宿舎にして、国と人民のための愛国献身の現地指導を続けた金正日国防委員長、それは国防委員長が最期を閉じるまで続きました。

正に、国防委員長は国の繁栄と人民の幸せのために一秒が一時間になってほしいと切に願い、時間を惜しんでいました。日曜日と祝日はもちろん、誕生日も返上して現地指導の道にいました。

朝鮮人民は、人民の幸せのために全てを尽くした金正日国防委員長の不滅の革命的業績を子孫万代に語り伝えるでしょう。

（フィーチャー　人民のための一生）